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「02年のゴールを思い出した」札幌MF稲本が移籍後初弾!C大阪は今季初黒星で首位陥落

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[4.23 J2第9節 札幌1-0C大阪 札幌ド]

 セレッソ大阪が今季9試合目で初黒星を喫し、首位からも陥落した。敵地で北海道コンサドーレ札幌と対戦し、0-1の零封負け。今季初の無得点に終わり、勝ち点20のまま町田に並ばれると、得失点差で抜かれ、首位の座も明け渡した。

 C大阪は前半17分、MFソウザの直接FKが壁に当たったこぼれ球をDF松田陸がPA外から狙うが、クロスバーの上へ。札幌も同28分、DF福森晃斗の左CKにDF増川隆洋が頭で合わせたが、GKキム・ジンヒョンの正面だった。

 スコアレスで折り返した後半立ち上がりはC大阪がチャンスをつくり出すが、ホームの札幌も粘り強く耐える。後半12分にはMFジュリーニョの左クロスからFW都倉賢が打点の高いヘディングシュート。しかし、これはゴール上に外れ、同17分、福森の直接FKはゴール前でFW柿谷曜一朗にクリアされた。

 0-0の拮抗した試合展開の中、札幌は後半33分にMF稲本潤一を投入すると、その4分後だった。ジュリーニョのサイドチェンジを受けたFW内村圭宏が右サイドからドリブルで中に持ち込み、ゴール前にスルーパス。PA内に走り込んだ稲本が倒れ込みながら右足でゴール左隅に流し込み、値千金の先制点を奪った。

 昨季、札幌に完全移籍で加入した稲本にとっては移籍2年目で待望の初ゴール。2万1640人の観衆の前でチームをホーム3連勝に導く決勝点を決め、「みなさん知っているか分からないですけど、2002年に2点ほどゴールを取ったんですが、あのゴールを思い出しました」と、02年日韓W杯の記憶が蘇ったようだった。

 ホームでは今季4戦負けなし(3勝1分)となり、首位に立った町田とは勝ち点3差。試合後のヒーローインタビューでは「ホームでこれだけのお客さんの前で負けるわけにはいかない。上との差もそうだけど、毎試合毎試合勝ち続けるだけです」と力強く話していた。

●[J2]第9節 スコア速報

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