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“外弁慶”清水、大前のAT逆転弾でアウェー4連勝…北九州は8戦未勝利

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[4.23 J2第9節 北九州 1-2 清水 本城]

 J2は23日、第9節を行い、北九州市立本城陸上競技場ではギラヴァンツ北九州清水エスパルスが対戦。前半40分にFW原一樹のゴールで北九州が先制するも、後半2分にオウンゴールで清水が同点に追い付くと、後半アディショナルタイムにFW大前元紀が決勝ゴールを奪って2-1の逆転勝利を収めた。

 前半13分に清水がシュートチャンスを創出するが、MF村田和哉のパスに後方から走り込んだDF川口尚紀が右足で狙ったボールはGK鈴木彩貴の守備範囲に飛んでしまった。対する北九州は同27分、高い位置でボールを奪うと右サイドのMF井上翔太のラストパスから原が狙うも、シュートはジャストミートしなかった。

 しかし、前半40分に北九州が先制に成功する。右サイドでボールを受けたMF風間宏希がクロスを送ると、ファーサイドで待ち構えていた原がジャンピングボレーで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。07年から10年まで清水に所属していた原の恩返し弾は、自身にとって2試合連続ゴールとなった。

 1-0と北九州がリードを奪ったまま後半を迎えると、後半2分にMF河井陽介のパスから右サイドを駆け上がった村田のクロスが相手DFのオウンゴールを誘って清水が同点に追い付く。さらに同5分にはFW大前元紀が強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたが、ボールはクロスバーを叩いて勝ち越しゴールとはいかなかった。

 同点に追い付かれた北九州は後半18分にFW小松塁、同23分にMF本山雅志、同点に追い付いた清水は同23分にMF白崎凌兵、同33分にMF石毛秀樹を投入。ともに勝ち越しゴールを狙いにいくと、後半アディショナルタイムに右サイドから河合が送ったクロスを大前がダイビングヘッドヘッドで叩き込み、清水が2-1の逆転勝利を収めた。

 2試合連発で今季アウェー4連勝に導いた大前は、昨年から公式戦16試合白星がないホーム戦(次節金沢戦)に向けて、「本当にホームで結果がでていないので、ホームでしっかり結果を残して上位に食い込みたい」と必勝を誓った。


●[J2]第9節 スコア速報

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