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渡邉がAT同点弾! 神戸が仙台の逃げ切り許さずドローで公式戦7戦負けなし

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[4.24 J1第1ステージ第8節 神戸2-2仙台 ノエスタ]

 J1リーグは24日、第1ステージ第8節を各地で行った。ノエビアスタジアム神戸ではヴィッセル神戸ベガルタ仙台が対戦し、2-2で引き分けに終わった。神戸は勝ちきれなかったものの公式戦7試合負けなし(5勝2分)としている。一方で仙台は連敗を4で止めたが逃げ切れず、5試合ぶりの白星とはならなかった。

 試合は開始早々にスコアが動いた。前節・鳥栖戦は地震の影響で中止となった神戸は前半7分、左サイドのMF藤田直之のロングスローはクリアされるが、こぼれ球をMF小林成豪がヘッドでつないでMF渡邉千真が振り向きざまに右足で合わせ、先制点を挙げる。神戸はFWペドロ・ジュニオールとFWレアンドロのブラジル人2トップが脅威となり、さらに2列目から渡邉が意表を突いたミドル、藤田のゲームメイクで前半から多くのチャンスを作った。

 対する仙台も前半18分に追いつく。左サイドからMF金久保順がふわっとしたボールをゴール前に供給。MF富田晋伍が競ってこぼれたボールをFW野沢拓也が抑えの利いた左足シュートを決め、1-1。野沢が古巣から同点ゴールを奪い、試合を振り出しに戻した。仙台はなかなかFWウイルソンにボールが入らず、同点後は神戸に押し込まれる時間帯が続いた。

 神戸は後半開始から小林を下げてFW増山朝陽を投入。仙台も同7分にMFキム・ミンテからMF奥埜博亮に代えると、相手陣内でボールを持てる時間が増え始める。すると、同27分に野沢が左サイドからゴール前に浮き球パスを供給し、DF渡部博文が胸で落としたボールを奥埜がDF伊野波雅彦と体を入れ替えて反転の勢いのままに左足を振り抜き、2-1と仙台が逆転に成功した。

 神戸のネルシーニョ監督は流れを変えようと後半31分にMF松下佳貴、同33分にMF前田凌佑を入れる。しかし、なかなか仙台の守備を崩せず、このまま終了かと思われたが後半アディショナルタイム3分、ペドロのパスを渡邉が左足でゴール左隅に流し込み、2-2。ラストプレーでペドロにチャンスが訪れたが、逆転には至らず、引き分けに終わった。

●[J1]第1ステージ第8節 スコア速報

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