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ドルトムント、フンメルスのバイエルン移籍希望を公表 実現については「オファー次第」

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 ドルトムントの一つの時代が、またも終わろうとしている。ユルゲン・クロップ前監督が去ったのに続き、キャプテンのDFマッツ・フンメルスも今季限りで退団する見込みとなった。クラブは28日、フンメルスが退団とバイエルン移籍を希望していると発表したのだ。

 ドルトムントがフンメルスのバイエルン移籍希望を公表したのは、上場企業であるため、株価に影響を及ぼすような重要事項の公表を義務付けられているからだ。ドルトムントは公式ウェブサイトと株主向けのウェブサイトで、「マッツ・フンメルスはドルトムント退団を希望」と明かしている。

「フンメルスはドルトムントに、この夏でクラブを退団し、新シーズンに向けてリーグでの競争相手であるバイエルン・ミュンヘンに加わることを望んでいると伝えた」

「ドルトムント幹部はそれに対し、移籍の実現は、バイエルンからドルトムントに対し、選手の際立った地位にふさわしく、非常に価値のあるオファーが提示されるか次第だとの判断を下した。現時点でバイエルンからのオファーはない」

「ドルトムントのそのほかの全選手と同様に、フンメルスの契約にも解除条項はなく、選手は2017年6月30日までドルトムントとの契約下にある」

 バイエルンの下部組織出身であるフンメルスは、2008年冬にドルトムントにレンタルで加入。その後完全移籍し、昨季からはキャプテンも務めている。ドルトムントのサポーターは、MFマリオ・ゲッツェがバイエルンに移籍したとき以上の衝撃を受けているかもしれない。

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