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“KLM”そろい踏みの浦和、ゴールラッシュで首位堅持!! 18歳MF伊藤がJデビュー

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[4.29 J1第1ステージ第9節 浦和 4-1 名古屋 埼玉]

 J1は29日、第1ステージ第9節を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズ名古屋グランパスが対戦。前半25分にMF柏木陽介、同39分にFWシモビッチが得点を奪い1-1で折り返した試合は、後半に浦和がゴールラッシュを披露する。後半11分にFW李忠成、同17分にFW興梠慎三、同19分にFW武藤雄樹と「KLMトリオ」がネットを揺らして4-1の快勝を収めた。

 前節、川崎Fを1-0で下して首位に立った浦和は同試合から先発1人を入れ替えてMF梅崎司を先発起用。対するアウェー名古屋は約1か月ぶりの勝利を収めた前節新潟戦(○2-1)から先発1人を入れ替え、MF小川佳純がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半25分に先制したのはホームの浦和だった。素早いリスタートから左サイドへと展開されたボールが梅崎へと届けられると、グラウンダーのクロスを供給。中央に走り込んだ柏木がトラップから右足で合わせたシュートは、GK武田洋平に触られながらもゴールマウスに吸い込まれてスコアを1-0とした。

 さらに攻撃の手を緩めない浦和は同34分にFW李忠成のヒールパスを受けた梅崎が中央に切れ込んで狙うがボールはクロスバーを叩き、同36分には李のスルーパスから完全に抜け出した興梠が武田までかわしたが、DFのカバーに遭ってネットを揺らすには至らなかった。

 すると危機をしのいだ名古屋が同39分、スーパーゴールで同点に追い付く。中盤でボールを受けたシモビッチが胸トラップから迷いなく右足を振り抜くと、凄まじい勢いで飛び出したボールはGK西川周作に反応されながらもネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、浦和は後半8分に梅崎に代えてMF駒井善成を右アウトサイドに投入し、関根を左アウトサイドに移動させる。すると同11分、左サイドを突破した関根のクロスを李が鮮やかなダイレクトボレーで合わせてネットを揺らし、スコアを2-1とした。

 攻勢を強める浦和は同17分にPA手前でボールを受けた興梠が寄せてくるDFを軽やかにかわしてシュートコースを生み出すと、右足で流し込んでリードを2点差に。さらに同19分には中央の興梠から左サイドでパスを受けた武藤がゴールを陥れて、一気にリードは3点差に広がった。スコアを4-1とした浦和は同28分に柏木に代えて、高卒ルーキーのMF伊藤涼太郎を投入。伊藤にとってJデビュー戦となった。

 その後もゴールを脅かした浦和に追加点は生まれなかったものの、名古屋の反撃をしのいで4-1で快勝した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第9節1日目 スコア速報

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