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あと1勝でプレミア制覇…マンU戦に臨むレスター指揮官「まだ何も実現していない」

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 FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは5月1日に敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。この試合で勝利すれば優勝が決まるが、クラウディオ・ラニエリ監督は「まだ実現はしていない」と試合に集中している。クラブ公式ツイッターが伝えている。

 “夢物語”が完結しようとしている。昨季は残り9試合の時点で最下位と降格の危機に瀕していいたが、重圧のかかる終盤戦で7勝1分1敗と驚異的なラストスパートで奇跡の残留を果たすと、ラニエリ監督に代わった今季も勢いそのままに、プレミアリーグを快走。残り3試合の時点で2位トッテナムと勝ち点7差の首位に立っている。

 1日にオールド・トラッフォードで行われるユナイテッド戦で勝利すれば優勝が決まる。タイトルにあと一歩に迫っている状況もラニエリ監督は「私は次の試合に向けて集中したい。選手達もトレーニングで同じように非常に集中している。我々は夢を実現させるために戦っている。だが、まだ実現していない。ユナイテッド戦は非常に難しい試合になるだろう」と慎重な姿勢を崩さない。

 これまでビッグクラブを指導してきたラニエリ監督は、チェルシー時代にメンバーを積極的にローテーションする起用法から「ティンカーマン(こねくり回し屋、下手な修理屋)」とも揶揄されたことがあった。しかし、レスターではカップ戦の早期敗退もあって、あまりローテーションすることはなかった。ユナイテッド戦では前節に続いてFWジェイミー・バーディが欠場することが決まっている。ラニエリ監督は「私には24人の多くの選択肢がある。全員を変えるかもしれないよ。いじくり屋は自分のやり方を貫き通すものだからね」と冗談を言ってみせた。

「今がプレミアを勝ち取る千載一遇のチャンスだと我々も非常によく理解している。来季はどうなるかまったく分からないからね。これは信じられない、歴史的なことだ。ファンが満足している姿を見ることができたら私はとても嬉しい」

 試合は日本時間1日の午後10時5分キックオフを予定している。

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