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今後を見据える大宮MF家長「上位に行くために内容プラス結果を」

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[4.30 J1第1S第9節 大宮0-0鹿島 NACK]

 鹿島アントラーズの攻撃だけでなく、守備でも苦戦を強いられた。大宮アルディージャのミスが続いたこともあるが、FWドラガン・ムルジャはゴールを背にしてボールを受ける場面が多く、MF家長昭博も思うようにゲームを組み立てることができなかった。

 キャプテンのDF菊地光将も「しっかり体を張ってゼロに抑えることができた」と語るように守備面では良い結果を残し、なんとか引き分けに持ち込むことができた。攻撃陣としては「1点取れれば…」という思いは強いが、結果については「勝ち点1を取れたことはポジティブに考えている。そうやって積み重ねてい行くことが大事。どの試合もベストを尽くして勝ち点を拾っていかないといけない」と前を向く。

「ゲームの支配率とか個の力は鹿島と違うなと思いました」とピッチで感じた鹿島との差はあったが、それでも「苦しかったですけど、監督がやろうとしていたことはみんなやれた。チームとしてもバラバラにならなかった」と家長が語るようにチームがまとまり、同じ方向を向かって試合を進められたことは大きい。

 家長は次節・福岡戦は累積警告により欠場となるが、今後に向けて「どの試合もベストを尽くして勝ち点を拾っていかないといけない。しっかり勝ち点3を取れるチームに、チームの完成度やチームワークもそうですけど、上位に行くために内容プラス結果も求めていきたい」と力強く語った。

(取材・文 清水祐一)
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