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リネカー氏:「ラニエリにはパンツの姿を見たくないと言われたが…」

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 元イングランド代表の名選手が、レスター・シティの優勝で文字通り一肌脱ぐことに? 『BBC』のサッカー番組『マッチ・オフ・ザ・デー』で司会者を務めるゲイリー・リネカー氏が、宣言どおりに同番組でパンツ一丁の姿で出演することになりそうだ。

 レスター生まれで、地元クラブでプロ選手としてのキャリアをスタートしたリネカー氏は昨年12月に、古巣が優勝すれば、来シーズンの『マッチ・オフ・ザ・デー』の初回をパンツ一丁で司会すると”約束”していた。2日夜の試合でトッテナムがチェルシーに引き分けたため、レスターのプレミアリーグ初制覇が決定し、その条件が満たされることになった。

 トッテナムでもプレーした経験のあるリネカー氏だが、試合中の心境はどうだったのかだろうか。トッテナムがチェルシーと対戦している間、同氏はツイッターを通じて「スパーズがチェルシーに勝たないことを望むとは想像できなかった」とやはり夢物語の実現を望んでいる様子をうかがわせ、「裏切っているような気持ちでもあるけど、これはもう二度と、絶対に起きないことだよ」と今回の状況が特別であることを強調した。

 前半を2-0で折り返したトッテナムだが、終盤にチェルシーに追いつかれた。リネカー氏も「息できないよ」と息を呑む展開に緊張していたようだ。そして試合が終わると、「レスターがプレミアリーグを制覇した。自分の人生でスポーツにおける最も衝撃的なことだ」とコメントし、「やった!レスターがチャンピオンだ!」と喜びを爆発させた。翌朝には「夢ではなかったようだ」ともつぶやいている。

 優勝を喜んだリネカー氏。一方で、マンチェスター・ユナイテッド戦後にレスターを率いるクラウディオ・ラニエリ監督と話した際、イタリア人指揮官に次のように言われたと明かした。

クラウディオ・ラニエリと試合後に会ったよ。彼は『ゲイリー、君が”マッチ・オフ・ザ・デー”をパンツで司会する姿なんて見たくないな』と言っていたよ」

 偉業を成し遂げた監督がどう言おうと、リネカー氏がその運命を免れることはないようだ。レスターが優勝に近づくに連れて、世界中に知れ渡ったパンツ一丁出演の約束を果たさないわけにはいかなくなったからだ。ただ、元妻のダニエッル・バックスさんがレスター優勝時のツイートで「白より白いことを願うわ、リンクス」と注意したように、どのようなパンツを選択するかは気にかけたいところだ。

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