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解雇寸前だった?レスター優勝の立役者バーディの過去を副会長明かす

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 レスター・シティのFWジェイミー・バーディはプレミアリーグ初優勝の立役者となったが、過去に解雇される可能性があったようだ。レスターの副会長が明かした。英『サン』が報じている。

 バーディは12年5月にノン・リーグからの移籍金としては過去最高の100万ポンド(約1億5500万円)で、フリートウッド・タウンから当時チャンピオンシップ(2部相当)のレスターに加入した。しかし、思うような結果を残すことができず、ファンからも批判され、毎日飲み歩くようになってしまった。

 練習にも二日酔いで参加していたバーディに副会長は、「キャリアを終えたいのか?このままでは契約を解除して放出することになるだろう。今より良いキャリアは望めないぞ」と厳しい言葉を浴びせた。すると、バーディは「人生をどう送って良いのか分からないんだ」と答えたという。

 無理もない。2007年に8部リーグのクラブでサッカー人生が始まったバーディは、昼間は工場で働き、夜はサッカーという生活を送っていた。それが5年後にはプロ選手となったのだ。副会長も「こんな大金を稼いだことはなかったからね」と理解を示した上で「人生はどのようにあるべきだと思っているんだ?我々は君に投資している。どのようにクラブの役に立てるのか考えてみてくれ」と語ったようだ。

 するとバーディはその後、お酒を止めて、練習に真剣に取り組むようになったという。「昔は今ほどフィジカルも良くなかった。爆発的なスピードがあるのは知っていたが、ここまで良くなるとは思っていなかった」と成長を喜んだ副会長。解雇を回避したバーディはチームをプレミア昇格に導くと、今季はリーグ戦34試合に出場し、22得点を挙げて初優勝の立役者となった。

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