[5.5 EL準決勝第2節 リバプール3-0ビジャレアル]

　ヨーロッパリーグ(EL)は5日、準決勝第2戦を行った。アンフィールドではリバプール(イングランド)とビジャレアル(スペイン)と対戦し、3-0でリバプールが勝利。2試合合計で3-1とリバプールが逆転で決勝進出を決めている。

　敵地での第1戦を0-1と落としたリバプール。直近のスウォンジー戦では主力を温存し、この試合に臨んだ。しかし、立ち上がりはアウェーゴールを狙うビジャレアルに押し込まれる時間が続いた。それでも相手のシュートの精度に助けられると、迎えた前半7分、右サイドからDFナサニエル・クラインが入れたグラウンダーのクロスはGKアルフォンス・アレオラに弾かれたが、PA内左からFWロベルト・フィルミーノが再び中央に入れたボールがMFブルーノ・ソリアーノに当たって、オウンゴールで先制点を奪った。

　2試合合計1-1と追いついたリバプールは前半13分にも決定機。ハーフェーライン付近でボールを奪うと、MFジェームズ・ミルナーのロングスルーパスを送り、これにMFアダム・ララーナが反応したがダイレクトシュートはわずかに左に外れた。それでも主導権を握り続けたリバプールが後半18分に追加点を挙げる。フィルミーノのスルーパスをPA内右で受けたFWダニエル・スターリッジが落ち着いて左足シュート。GKアレオラの股下を抜けたボールは右ポストに当たりながらもゴールに決まり、2-0とした。

　リバプールは2試合合計でも2-1と逆転し、さらに勢いづくと後半19分に自陣セットプレーからカウンター発動。フィルミーノが左から折り返したボールをDFアルベルト・モレノが左足シュートもわずかに右に外れる。同26分にはDFビクトル・ルイスが2枚目の警告で退場となり、数的優位に立つと同36分にフィルミーノが左サイドから仕掛けてクロスを供給。スターリッジの右足シュートはミートしなかったものの、ゴール前のララナが右足アウトで流し込み、3-0と試合を決定づけた。

　ホームでビジャレアルを圧倒したリバプールが2試合合計で3-1とし、逆転で決勝進出を決めた。決勝は18日にザンクト・ヤコブ・パルク(スイス)で行われ、対戦相手は3連覇を目指すセビージャ(スペイン)に決まった。なお、チャンピオンズリーグの決勝戦はレアル・マドリー対アトレティコ・マドリーとなっており、リバプールは欧州CLとELのスペイン勢決勝を阻止した。

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