バイエルンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、またしてもクラブのメディカルスタッフと衝突したという。チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグのアトレティコ・マドリー戦後、ドレッシングルームで激しい言い合いがあったと、ドイツ『ビルト』が伝えた。

　バイエルンは3日、アトレティコをホームに迎えてCL準決勝セカンドレグを戦い、アウェーゴール差で敗退した。それでもグアルディオラ監督は、試合後のインタビューで内容面に満足していると語っている。

　だが、本心では3シーズン連続の準決勝敗退に気が立っていたのかもしれない。今回の報道によると、試合後のロッカールームでは「アトレティコの(ディエゴ・)ゴディンがあれほど早く復帰できたのに、なぜ君たちにはそれができない?」「うちの負傷者はなぜいつもあんなに時間がかかるんだ?」と、メディカルスタッフに怒りをぶつけた。

　すると、フィジオの1人が「そんなこと言えない。言ってはいけない。全員起用できる状態だ。(アリエン・)ロッベンと(ホルガー・)バドシュトゥバーを除く全員だ」と反論。最終的にはフランク・リベリが間に入って、この口論を静めたそうだ。

　グアルディオラ監督は、バイエルンを率いた3年間で主力の離脱に何度も悩まされ、以前にもメディカルスタッフとの対立が伝えられている。昨年4月には長年バイエルンのチームドクターを務めたハンス・ビルヘルム・ミュラー・ボールファルト氏の辞任にもつながったとされている。

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