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仙台が福岡との“裏天王山”制し8戦ぶり白星、仙台DF石川「ここからまた始めましょう」

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[5.8 J1第1ステージ第11節 仙台2-0福岡 ユアスタ]

 J1リーグは8日、第1ステージ第11節を各地で行った。ユアテックスタジアム仙台では17位ベガルタ仙台と18位アビスパ福岡が対戦し、仙台が2-0で裏天王山を制した。仙台は3月12日の第3節・鹿島戦(1-0)以来、8試合ぶりの勝利。一方の福岡は2連敗で最下位脱出とはならなかった。

 下位に沈み、巻き返しを図りたい両チームの一戦は仙台が積極的な入りを見せる。前半3分、PA内右の深い位置からMF金久保順がマイナスに折り返し、中央でフリーのFWハモン・ロペスが右足シュート。決定的な場面だったが、GKイ・ボムヨンの好セーブに阻まれる。それでも同33分、右CKからキッカーのMF野沢拓也が入れたボールをニアに飛び込んだDF石川直樹がヘディングシュート。前節、出場停止だった石川の一撃でスコアを1-0とした。

 福岡はFWウェリントンを中心に攻撃を仕掛ける。前半24分には決定機が訪れ、MF末吉隼也の浮き球スルーパスで完全に抜け出したMF城後寿が右足ボレーを放つも、飛び出したGK六反勇治に防がれ、先制点とはならず。U-23日本代表に選出されたFW金森健志とMF亀川諒史も勢いよくゴールに迫るも1点ビハインドで前半を終えた。

 後半8分、仙台が再びセットプレーから追加点を挙げる。野沢の左CKからニアで味方がヘッドでフリックし、ファーサイドのDF蜂須賀孝治がヘッドで合わせる。GKイ・ボムヨンが弾いたボールをDF渡部博文が左足で押し込み、2-0とする。同11分にはFW平井将生にGK六反をかわされ、無人のゴールにシュートを打たれたが、カバーに入ったDF大岩一貴がクリアし、得点は許さなかった。

 試合はそのまま2-0で仙台が完封勝利。試合後のヒーローインタビューで石川は「先週は悔しくて悔しくて、サポーターに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。10人で戦ってくれた仲間たちにも申し訳ない気持ちがあった。今日にかける気持ちは強くて、100倍にして返してやろうという気持ちで臨んだ。点を取れてのは良かったですけど、全員守備で無失点で抑えられて、ホームで勝てたことが一番なので、ここからまた始めましょう」とサポーターに呼びかけた。

●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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