beacon

V逸のトッテナムが失速…サウサンプトンに逆転負け喫し3戦白星なし

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.8 プレミアリーグ第37節 トッテナム1-2サウサンプトン]

 プレミアリーグは8、第37節2日目を行った。トッテナムはホームでDF吉田麻也が所属するサウサンプトンと対戦し、1-2で敗れた。ベンチスタートの吉田は最後まで出番はなく、3試合ぶりの出場とはならなかった。

 前節チェルシー戦は引き分けに終わり、逆転優勝の可能性が消滅したトッテナム。その試合でFWジエゴ・コスタに暴力行為を働いたため、MFムサ・デンベレが6試合の出場停止処分を科せられ、代わってMFライアン・メイソンが先発出場した。一方、ヨーロッパリーグ出場権獲得の可能性を残しており、前節シティに快勝したサウサンプトンはメンバーを変えずにこの試合に臨んだ。

 優勝を逃し、モチベーションが心配されたトッテナムだが、立ち上がりから積極的な入りを見せると前半5分、DFダニー・ローズが左から折り返したボールをMFクリスティアン・エリクセンが滑り込みながら右足で合わせたが、GKフレイザー・フォスターに止められる。それでも同16分、MFソン・フンミンがMFエリク・ラメラに預けて一気にゴール前に走り込み、PA内右でリターンを受けてGKフォスターをかわす。角度はなかったが、ゴールライン際から中央に切れ込み、左足で冷静にゴールに流し込んだ。

 先制点を許したサウサンプトンだが、トッテナムの一瞬の気の緩みを突き、同点に追いつく。前半31分、後方からのボールをMFドゥサン・タディッチが中央に折り返し、ニアに走り込んだMFスティーブン・デイビスが右足で合わせる。シュートの威力はなかったが、GKウーゴ・ロリスは弾き出せず、ボールはゴールに吸い込まれ、1-1と試合を振り出しに戻した。

 トッテナムは前半アディショナルタイム3分に決定機が訪れ、左サイドでFWハリー・ケインがDFジョゼ・フォンテと体を入れ替えて中央に切れ込み、右足を振り抜くもGKフォスターのブロックに遭い、前半のうちに勝ち越すことはできなかった。後半25分には給水タイムが設けられ、試合は一時落ち着いたかに思われたが、給水タイム明けの同27分にサウサンプトンが逆転ゴールを決める。

 サウサンプトンはPA手前でパスを細かくつなぎ、中央やや左でパスを受けたデイビスがタディッチとのワンツーからシュートコースを作って右足を振り抜く。強烈なシュートではなかったが、ゴール右隅に吸い込まれ、サウサンプトンが2-1と逆転に成功した。アディショナルタイムにはFKから決定的な場面を作られたが、GKフォスターのファインセーブでリードを守り抜き、逆転勝利で3連勝。一方のトッテナムは3試合白星なし(2分1敗)となった。

●プレミアリーグ2015-16特集

TOP