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リーガ優勝戦線から脱落したアトレティコ、シメオネは「2強とここまで戦えた」と満足感

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 8日のリーガ・エスパニョーラ第37節、アトレティコ・マドリーは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦を1-2で落とし、優勝争いから脱落した。シメオネ監督は試合後、今節まで優勝の望みをつないだチームの健闘に、喜びを感じていることを強調した。

 スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「ほんの少し届かなかった。しかし、このチームが成し遂げたことは相当に素晴らしい。私はこの試合の敗戦、優勝戦線から脱落した痛みを超えて、バルセロナ、レアル・マドリーという最高の2チームと今日まで競い合った喜びに浸っている。そうすること自体が困難だったわけだからね」

「我々は今の道を進み続けなければならない。この道こそ、2強との競争に臨むことを許すものだ」

 一方で降格がすでに決定しながらも、この試合で逆転劇を演じたレバンテに対しては、称賛の言葉を送っている。

「レバンテの選手たちは巨大な威厳を有しており、降格が決まっている状況で我々と見事に競い合った。チャンピオンズリーグ(CL)準決勝を戦ったチームが、その後に敗戦する。これもサッカーの美しさだよ。今日の我々は勝利に値しなかった」

「CLを戦った疲労の影響? 説明するのは難しい。今日は良い形で試合に入れたし、前の一戦を言い訳にすることはできない。我々はバルセロナ、レアル・マドリーと最終節の直前まで戦った。ほかのシーズンであれば、10節を残した段階で優勝争いから脱落していたが、我々は彼らに近づいているよ」

 試合終了後、選手たちにどのような言葉をかけたかを問われると、こう返答した。

「今季をじつに素晴らしいシーズンとした彼らには、私が誇らしさを感じていることを伝えた。いずれにしても、今季を最高の形で終えなくてはならない。3位ではなく、2位でリーガを終えられたら良いね」

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