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ベルナベウ“最終戦”を終えたアルベロア「この芝の上での毎秒が…」

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[5.8 リーガ・エスパニョーラ第37節 バルセロナ 5-0 エスパニョール]

 リーガ・エスパニョーラ第37節が8日行われ、レアル・マドリーはホームでバレンシアに3-2で勝利した。逆転優勝へ望みをつなぎ、首位バルセロナと勝ち点1差のまま最終節を迎える。

 今節はDFアルバロ・アルベロアにとって、ベルナベウ最後の試合だった。レアルの下部組織で育ち、2009年夏にリバプールから古巣復帰を果たしたDFだが今季限りで契約は満了。退団が決まっていた。

 この日の試合では後半34分にFWクリスティアーノ・ロナウドと交代し、大きな歓声を背に受けて途中出場。ファンは大きな背番号17の弾幕で労いを示した。試合終了後にはピッチ上からスタンドの全方位に拍手で応じたアルベロア。その後はチームメイトたちから胴上げされ、選手たちによって作られた花道を通り、ベルナベウを後にした。

 試合後、アルベロアは「1つのサイクルが終わった。素晴らしいものだったし、夢が実現したものだった。人々に本当に感謝している。この長い間、自分に向けられた愛情に対する感謝の気持ちをどう表現すればよいのかわからない。日々の練習、試合でこのユニホームを着られたことは光栄。偉大な歴史のあるチームのユニホーム、だが何よりも、この芝の上での毎秒が自分の人生においての最高のものだった」と話した。クラブ公式サイトが伝えている。

 7年間に渡ってレアルで第一線を走り続けてきたアルベロア。今後については「体が限界と言うまで自分はプレーを続けたい。だけどスペインでレアル・マドリー以外のユニホームを着てプレーをする事はできない」と明かした。

 今季のホーム戦は終わったものの、まだ1節が残っている。逆転優勝を目指して15日にデポルティボと戦う。アルベロアは「自分達は最後まであきらめない。最後まで戦い続ける。明らかなのはリーガを逃した2年前のミスを犯さない事。バルサがつまずかないのであれば、素直に彼らをただ祝福するだけだ。その時、彼らがふさわしい勝者だ」と話した。

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