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[プレミアリーグWEST]終了間際にFW向井が決勝点!神戸U-18がアウェーで広島ユース破る!

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[5.8 高円宮杯プレミアリーグWEST第5節 広島ユース 1-2 神戸U-18 吉田サッカー公園]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWESTは8日、第5節2日目を行い、広島県の吉田サッカー公園ではサンフレッチェ広島ユース(広島)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)が激突。神戸がFW向井章人の2得点によって2-1で競り勝った。

 GK鶴田海人が「今節を最後にリーグが(約1か月半)中断するので、チーム全員で『勝点3を取りにいこう。絶対に勝とう』と強く意識して試合に入りました」という神戸はテンポの良いボール回しで主導権を握ると前半36分、MF野田樹主将のスルーパスから向井が決めて先制点を奪う。

 一方、MF力安祥伍が「立ち上がりから相手にペースを握られ、自分たちの時間をつくれないまま前半が終わってしまいました」と振り返る広島だが、後半立ち上がりに同点に追いつく。8分、左CKを獲得すると、DF川井歩が入れたクロスボールをFW村山勘治が合わせて1-1とした。

 だが、広島は沢田謙太郎監督が「ハーフタイムに『もっと前にいこう』と声を掛けたことで少しチームの雰囲気は良くなったのですが、攻撃は最後まで落ちつかなかったように思います」と説明したように、思うような攻撃をすることができない。U-19日本代表候補GK大迫敬介の好守などで1-1のまま試合を進めたものの、試合終了間際に神戸に勝ち越し点を奪われてしまう。

 44分、神戸は向井が放ったミドルシュートがDFに当たってコースが変わり、そのままゴールへ。劇的な勝利を挙げた神戸の野田知監督は多くのチャンスを決め切ることができなかったことを指摘した一方で「中盤の選手が長短のパスを使い分けながらタメをつくるなど自分たちらしいサッカーができましたし、内容は今シーズンの中で最も充実していました。気持ちの面でも、みんなが球際で負けることなく最後まで走り切って、本当によく頑張ってくれました」。チームは成績を2勝1分2敗の五分に戻して中断期間突入。鶴田は「中断明けもこの勢いを保っていけるよう、毎日の練習に取り組みます」と力を込めた。一方、初黒星を喫した広島は延期された22日の大分U-18戦で2試合ぶりの白星を目指す。

[写真]厳しいマークを受けた神戸U-18FW向井だが2得点をマーク
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