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J1初得点の勢いを持ち込めるか!? U-23代表FW金森「インパクトを残したい」

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 ゴールから遠ざかっている。手倉森ジャパンでは15年7月1日に行われたコスタリカ戦以来ゴールがないU-23日本代表FW金森健志(福岡)。しかし、今回のガーナ戦を良い形で迎えることになった。

 今季、自身にとって初となるJ1を戦う金森だが、なかなか得点を記録することができなかった。本人も「フラストレーションが溜まるし、もっとゴールにつながるプレーを増やさないといけない」と口にしていたが、5月4日の第10節大宮戦で待望のJ1初ゴールを奪った。肩の荷が下りたことで、「良い形で代表に入れた。ここで結果を残せれば次にもつながると思う」と白い歯を見せた。

「ずっと得点を取れていなかったので、焦りもありました」と得点が奪えなかった当時の心境を明かした金森は、福岡を率いる井原正巳監督の言葉を支えに結果を求めていた。「井原監督からは点を取るだけが必要な存在ではないと言われていました。攻守にハードワークしていれば、それが評価につながると。焦っていたときにそういう言葉を掛けてもらえたので、気持ちが楽になって得点できたと思う」。

 J1初ゴールの次に狙うは、手倉森ジャパンでの約10か月振りのゴールだ。「攻守に渡ってハードワークし、自分のプレーを出したい」と前置きしつつも、「コスタリカ戦以来、ゴールを決めていないので、ここで強いインパクトを残したい」と得点への強い意欲を示す。

 リオ五輪本大会初戦まで3か月を切った。最終予選直前の合宿で負傷し、リオ五輪出場権獲得に貢献できなかったこともあり、「ここに懸ける思いは強い」と表情を引き締める。「今回呼ばれているということは自分にもチャンスがあるということ。そのチャンスを絶対にものにするんだという気持ちで臨みたい」とガーナ戦での猛アピールを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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