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アザールの復活を喜ぶヒディンク「心技体が整った今…」

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[5.11 プレミアリーグ第30節延期分 リバプール1-1チェルシー]

 プレミアリーグは11日、第30節延期分を行い、チェルシーは敵地でリバプールと対戦し、FWクリスティアン・ベンテケにAT弾を許し、1-1の引き分けに終わった。

 試合後、チェルシーのフース・ヒディンク監督は「アディショナルタイムに起きたことには失望しているが、チェルシーは完璧な試合運びを見せた」と振り返った。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。

 前半32分にドリブルでPA内左へ仕掛けたMFエデン・アザールが相手DFを壁にして正確なシュートをゴール右隅に流し込み、先制に成功。しかし後半アディショナルタイム2分に左クロスからGKアスミール・ベゴビッチが弾いたボールをベンテケに押し込まれ、失点。勝ち点1を分け合った。

「守備もよく組織されていたし、攻撃も決定的だった。エデンのゴールは美しかったね」と前向きに振り返った指揮官は、、「追加点を奪えず、試合を終わらせることができなかった。2、3回決定的な場面があっただが、最後の最後でリバプールに“プレゼント”してしまったね。それでも試合を通してのパフォーマンスには満足だ」と反省を挙げながらもドローという結果を受け入れた。

 この日の試合ではアザールが先制点。不振のシーズンを過ごしていたMFだが、直近4試合では4得点と調子を取り戻している。指揮官は復活したアザールを称え、「エデンにとっては難しいシーズンになった。負傷に次ぐ負傷でフィジカルコンディションが不安定だったからね」と言うと「この数週間はしっかりと練習をこなせたことで、フィジカル面が整ってきている。動きにはキレが戻ってきていることは明らかだ」と評価を話した。。

「天は彼に溢れんばかりの才能を与えた。しかも頭の回転も早い。1対1で抜き去ることのできるアザールはピッチの上で重要な役割を果たせる選手だ。その上、ハードなチャージにも決して恐れることはなく何度倒されても起き上がる。心技体が整った今、彼のプレーを見るのが楽しくて仕方ないね」

「どんな仕事でも批判はつきもの。大事なのはそれをどう処理するかだ。どんな人間でも批判には心が揺らぐだろう。しかし批判を受け入れることで成長に繋がることもある」


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