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2発の大久保がJ1通算165点目! 川崎Fが逆転勝利で首位浮上も…U-23代表DF奈良が負傷交代

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[5.14 J1第1ステージ第12節 川崎F 3-1 神戸 等々力]

 J1リーグは14日、第1ステージ第12節の2日目を行った。等々力陸上競技場では川崎フロンターレヴィッセル神戸が対戦し、3-1で川崎Fが逆転勝利をおさめた。2連勝とした川崎Fは消化試合数が1試合少ない浦和をかわして首位に浮上。一方の神戸は3連勝とはならなかった。

 積極的な入りを見せたのは川崎F。前半4分、MF大島僚太が味方とのパス交換からPA内右に侵入し、中央に折り返す。これをFW小林悠が右足で狙うもわずかにゴール左に外れる。同39分には中央での細かいパスからFW大久保嘉人が大きく右に展開し、DFエウシーニョがシュート性のクロスを入れる。PA中央でこれを受けた小林がシュートコースを作って右足を振り抜くも枠を外れてしまった。

 川崎Fがボールを支配したが、アディショナルタイム2分、FW増山朝陽にスライディングに行ったDF奈良竜樹が左脛あたりを抑えて交代を要求。担架で運ばれ、ピッチを後にした。奈良は今月21日からフランスで開催されるトゥーロン国際大会に出場するU-23日本代表メンバーに選出されており、負傷状況が心配される。川崎Fは奈良に代えてDF谷口彰悟を投入したが、これで与えたFKから先制点を許してしまう。

 FWレアンドロのとFWペドロ・ジュニオールが欠場、DF岩波拓也も出場停止で欠く神戸は前半アディショナルタイム3分、左45度の位置で得たFKをMF渡邉千真が直接狙う。壁に当たったボールはゴールに向かい、GKチョン・ソンリョンも反応できず、右サイドネットに吸い込まれた。神戸はこれがファーストシュートとなったが、1-0で前半を終えた。

 前半終了間際の嫌な時間帯に先制点を許した川崎Fだが、後半11分に小林がMF三原雅俊に倒されてPKを獲得する。これを大久保が落ち着いてゴール左隅に流し込み、1-1で試合を振り出しに戻す。さらに同18分、MF登里享平の浮き球パスに反応した大久保が、GKキム・スンギュの頭上を突く右足ループを決め、2-1。川崎Fが大久保のJ1通算165点目で逆転に成功した。

 後半もシュートをなかなか打てない神戸は後半24分にMF中坂勇哉を投入。今季トップ昇格した中坂はプロデビュー戦となった。しかし、直後の同25分に三原がこの日2枚目の警告を受けて退場。1点ビハインドの中、残り時間を10人で戦うこととなった。

 数的優位立つ川崎Fは、小林に再三チャンスが訪れるが、追加点のゴールネットを揺らすことができず、後半43分に小林に代えてMF田坂祐介を入れる。すると同45分、右サイドから田坂がクロスを上げ、ニアで受けたエウシーニョがトラップから右足ループを決め、勝負あり。川崎Fが3-1で逆転勝利をおさめ、2連勝とした。

●[J1]第1ステージ第12節2日目 スコア速報

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