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移籍後初先発FW宮市が2G1Aと鮮やかな復活劇!公式戦で約4年3か月ぶりゴール

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[5.15 ブンデスリーガ2部第34節 ザンクト・パウリ5-2カイザースラウテルン]

 ブンデスリーガ2部の最終節である第34節が15日に各地で行われた。FW宮市亮の所属するザンクト・パウリはホームでカイザースラウテルンと対戦し、5-2の逆転勝利。昇・降格プレーオフ圏内の3位は叶わずに4位でシーズンを終えた。移籍後初先発した宮市は、2得点1アシストの活躍をみせている。

 昨季限りでアーセナルを退団し、今季から3年契約でザンクト・パウリに加入した宮市だったが、シーズン開幕直前の昨年7月に左膝前十字靭帯を断裂。長期離脱を強いられ、長く苦しいリハビリ生活を送ってきた。

 今年3月下旬には練習試合で実戦復帰を果たすまでに回復し、4月1日に行われたウニオン・ベルリン戦の後半32分から途中出場でドイツデビュー。そこから4試合に途中出場すると、この日の最終節で初先発を果たした。

 前半4分にカイザースラウテルンに先制されたザンクト・パウリだったが、1分後に同点弾。加入後初先発の宮市が仕事を果たす。後方からの左クロスに合わせてPA左へ飛び出し、左足ボレーを決めた。公式戦での得点はアーセナルからのレンタルでボルトンに所属していた2012年2月18日のFA杯・ミルウォール戦(2-0)以来、約4年3か月ぶり。待望のゴールが決まった。 

 ドイツ初得点を決めた宮市は前半22分にはアシストを記録。右サイドからピンポイントクロスを上げ、FWレンナルト・ティーのヘディングシュートをお膳立てた。2-1と逆転に成功し、前半を折り返す。

 “復活劇”をみせる宮市の勢いは、後半も止まらない。後半12分には自身2点目を記録。中央から持ち込んだ味方のパスをPA右で受け、ワントラップからグラウンダー気味の右足シュートを突き刺した。2得点1アシストした宮市は、3-1の後半25分にスタンドから拍手を送られながら交代。

 チームは後半26分に4点目を奪い、同31分には2失点目を喫したものの、その3分後にはダメ押しの5点目を追加。5-2で試合を終え、4位フィニッシュとなっている。

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