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「やっと決められた」と笑顔の宮市 監督や仲間も称賛

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 ザンクト・パウリFW宮市亮は、15日に行われたブンデスリーガ2部最終節で大活躍を見せた。宮市本人も確かな手応えを感じている。

 負傷でシーズンの大半を棒に振っていた宮市は、この最終節が今シーズン初の公式戦先発出場。開始5分で先制点を挙げると、22分にアシストを記録。後半立ち上がりにさらに1点を決め、70分に退いた。

 宮市は試合後、クラブ公式チャンネルのインタビューに英語で応じ、「ゴールを決められてとてもうれしいです。難しいシーズンだったけど、ようやくゴールを決めることができました」と笑顔。「ゴールを決めることは、常に選手として自信を与えてくれる。このゴールが次のシーズンに向けての自信になればと思います」と語った。

 また、宮市の活躍について問われたエーワルド・リーネン監督は、「良かったね」と一言。その素っ気なさに取材陣が戸惑うと、このリアクションを楽しむかのように、数秒間の間をあけて満面の笑みでこう話した。

「もちろん、彼が今日の試合で見せたパフォーマンスを我々みんなが喜んでいる。これまで何度か数分間の出番を与えたが、まだ本調子を取り戻すのに時間が必要な様子だった。だが、今週の練習では本当に調子が良かったから、先発で起用することを考えたんだ」

 リーネン監督は、自身の予想を上回る働きだったことを認めている。

「先発は少し違うものだ。チームと一緒にアップして、最初から試合に臨むとなれば、それも自信になるからね。だが、すぐにゴールを決めて、スーパーなクロスでアシストし、さらに2点目も決めるとは思っていなかったよ。常に相手の脅威になっていた」

「来シーズンに向けてこの調子を維持し、我々の戦力になってくれることを願うよ」

 宮市のクロスでゴールを決めたFWレナート・ティは「リョウが夢のようなクロスを送ってきた!」とチームメートをたたえた。

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