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[関東]勝ち点3差に7校の大混戦…2連勝の法大が5位から首位浮上!流経大が筑波大とのダービー制す:第7節

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第90回関東大学リーグ1部


 第90回関東大学リーグ1部の第7節が14、15日に各地で行われた。今季は毎節大きく順位が入れ替わる大混戦。前節終了時に5位だった法政大駒澤大に2-1で勝利すると、2連勝で一気に今季初の首位へ浮上。前節で首位に立っていた筑波大だったが流通経済大との“茨城ダービー”に0-1で敗れると一気に5位へ順位を下げた。

 大混戦のリーグ戦。第7節を終えては、勝ち点13の法政大が首位に立ち、その後ろには勝ち点12で明治大桐蔭横浜大早稲田大の4チームが続いている。そして勝ち点11の筑波大が5位に位置。後を追うのは勝ち点10で6位の順天堂大と7位の流通経済大。勝ち点3差に7チームがいる混沌とした状況で、し烈な争いが繰り広げられている。

 法政大は駒澤大を2-1で下し、今季初の首位に立った。前半8分にルーキーMF大西遼太郎(1年=磐田U-18)の大学リーグ初ゴールで先制に成功。さらに同11分には獲得したPKをDF柳沢拓希(4年=前橋育英高)が落ち着いて決め、差を広げる。同15分には失点したものの、その後はゴールを守りきる。後半は互いに得点は生まれずに2-1で勝利した。

 流通経済大筑波大の“茨城ダービー”は終了間際の劇的ゴールが勝敗を分けた。仕事を果たしたのは0-0の後半43分に投入されたルーキーFW原岡翼(1年=大津高)。終了間際のアディショナルタイム4分、MF吉田光(4年=前橋商高)が自身のシュートのこぼれをつなぎ、最後は原岡がゴールネットを揺らした。

 原岡の大学リーグ初弾で流通経済大が1-0で勝利。今季3勝目を手にすると、首位と勝ち点3差の7位へ順位を上げた。敗れた筑波大の連勝は2でストップ。開幕戦以来となる6戦ぶりの黒星で首位から5位へ後退している。

 互いに勝利すれば首位に立つ可能性があった一戦は痛み分け。早稲田大桐蔭横浜大は2-2のドロー。桐蔭横浜大がMF佐藤碧(4年=関東一高)の1得点アシストの活躍で2点を先取するも、早稲田大が後半21分からの2発で追いついた。互いに勝ち点12に伸ばし、桐蔭横浜大が3位、早稲田大が4位で首位と勝ち点1差に留まっている。

 明治大専修大と2-2の引き分けで連勝ならず。それでも4戦負けなし(1勝3分)で首位と勝ち点1差に食らいつき、同勝ち点で4チームが並んでいるなか、得失点差で有利に立つと、前節に引き続いて2位の座を守った。

 慶應義塾大順天堂大に3-2で勝利し、今季3勝目。開幕2連敗で一時は最下位に沈んでいたものの、今季最高の8位まで順位を上げた。この日の3得点はいずれも違う選手が決めており、浮上のきっかけにしたいところだ。敗れた順天堂大は2連勝ならず。それでも首位と勝ち点3差の6位へつけている。

 前節で今季初勝利を手にした日本体育大は、勢いそのままに連勝。国士舘大を2-1で下した。依然として降格圏の11位だが、10位と勝ち点1差に縮めている。

 後半9分の先制後、同41分には昨季得点王のFW松本孝平(4年=藤沢清流高)に今季初弾を許し、1-1と振り出しに戻される。それでも終了間際の43分に二度目のリードを奪い、逃げ切った。敗れた国士舘大は痛すぎる4連敗。今季1勝しかしておらず、残留圏の10位と勝ち点4差の最下位に沈んでいる。

【前期第7節】(5月14日)
[保土ヶ谷公園サッカー場]
国士舘大 1-2 日本体育大
[国]松本孝平(86分=補・大石竜平)
[日]吉原大(54分)、渡辺龍(88分=補・大石奨悟)

[龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド]
早稲田大 2-2 桐蔭横浜大
[早]中山雄希(67分=補・相馬勇紀)、柳沢拓弥(77分=補・鈴木裕也)
[桐]佐藤碧(9分)、石川大地(62分=補・佐藤碧)

流通経済大 1-0 筑波大
[流]原岡翼(90分+4=補・吉田光)

(5月15日)
[味の素スタジアム西競技場]
慶應義塾大 3-2 順天堂大
[慶]田中健太(37分)、山本哲平(54分=補・宮地元貴)、松木駿之介(66分)
[順]浮田健誠(23分=補・米田隼也)、旗手怜央(79分)

明治大 2-2 専修大
[明]丹羽詩温(2分=補・道渕諒平)、佐藤亮(63分=補・道渕諒平)
[専]佐藤遵樹(48分=補・西村慧祐)、野田卓宏(79分=PK)

[川口市青木町公園総合運動場]
法政大 2-1 駒澤大
[法]大西遼太郎(8分=補・川崎雅哉)、柳沢拓希(11分=PK)
[駒]吉岡雅和(15分=補・大谷真史)


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