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独メディアの絶賛が止まらない宮市、最終節MVP、MOM、ベスト11に

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 15日に行われたブンデスリーガ2部最終節の試合で、ザンクト・パウリがカイザースラウテルンに5-2と大勝した。この試合で2ゴール1アシストと大きな活躍を見せたザンクト・パウリFW宮市亮は、ドイツ『キッカー』で最終節のMVPに選ばれている。

 シーズン開幕直前にひざの重傷を負った宮市は、今年4月の試合に途中出場を果たし、ようやく新クラブの公式戦でプレーする姿を披露。そして復帰後5試合目となった最終節で初めてスタメンに名を連ねると、試合を決定づける活躍ぶりでザンクト・パウリを逆転勝利に導いた。

 すでにマッチレポートで「なんてスタメン・デビューだ!」と宮市のパフォーマンスを絶賛していた『キッカー』は、祝日を挟んで17日に各選手の採点などを発表した。宮市には最高点「1」をつけており、さらにマン・オブ・ザ・マッチ、最終節ベスト11に選んだうえで最終節全試合のMVPにも選出している。

 寸評では、ゴールやアシストだけでなく、右サイドでマッチアップしたカイザースラウテルンDFマルセル・ガウスの「足を(靴紐のように)結ぶようなプレー」を見せたと表現。相手選手が宮市にたびたびかわされ、対応できなかったと記されている。さらにこの試合を「猛烈なハッピーエンド」と評し、宮市が自身に与えられた試練を乗り越えることができたとのコメントも添えられた。

 度重なる負傷で苦しい時期を過ごしてきた宮市だが、シーズンの最後にようやくホームのサポーターの前で輝きを放つことができた。ザンクト・パウリは今シーズンを2部4位で終え、昇格圏には惜しくも届かなかったが、来季は日本人ウイングが年間をとおして昇格に貢献するようなプレーを見せてほしいと期待していることだろう。

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