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D・コスタの落選を語るデル・ボスケ 「フィジカルの状態が不確かだった」

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 スペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督は、チェルシーFWジエゴ・コスタやアーセナルMFサンティ・カソルラらがEURO2016の候補メンバーから外れた理由を明かしている。

 スペイン代表は17日にEURO本大会に向けて招集する25名を発表。だが、そこにジエゴ・コスタの名はなかった。

 デル・ボスケ監督はジエゴ・コスタの落選について次のように話している。

「我々はいろいろな状況を想定した。その結果、フィジカルの状態が不確かな選手を数人連れて行くことはできないと判断した」

 だが今回の招集リストには、マンチェスター・シティMFダビド・シルバやレアル・マドリーFWルーカス・バスケスら現時点でコンディションに不安を抱えた選手が含まれている。

「シルバとルーカスの2選手は不安定な状態だ。しかし、この2人は(本大会に)間に合うと信じている。彼らに関しては、負傷する前から招集を決めていた」

「誰を選んでいたとしても、別の選手に関する質問が飛んだだろう。カソルラのケースはジエゴ・コスタのと似ている。彼は5か月間負傷でピッチから遠ざかっていた。回復するために多大な努力を払ったが、(最終戦で)88分間プレーしただけだ。フィジカルの状態が半信半疑である選手を連れて行くわけにはいかなかった」

 シーズン終盤、アトレティコで好調さを示していたFWフェルナンド・トーレスに関しては、こう語っている。

「迷いが生じたとき、我々は常に自分たちで決断を下してきた。他方からの提案に耳を貸すことなくね」

 デル・ボスケ監督にとって選外とするのが苦しかったのは、ビジャレアルDFマリオ・ガスパールとマンチェスター・ユナイテッドMFフアン・マタの2名だという。

「彼らについては非常に心を痛めている。だが、ここには競争が存在する。心を痛めながらも複数の選手をリストから外さなければいけなかった。彼らを評価しているのは変わらない。しかし、ときには痛みを伴う決断を下す必要がある。疑いが生じたときは、より実用的に考える。常に最善を探していることは間違いない」

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