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小塚の鮮やかボレーが決勝点! 3人デビューの新潟が吉田監督の凱旋試合制す

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[5.18 ナビスコ杯グループB第5節 柏1-2新潟 柏]

 ナビスコ杯は18日、第5節を行った。日立柏サッカー場ではB組の柏レイソルアルビレックス新潟が対戦し、2-1で新潟が勝利した。

 お互いに直前のリーグ戦から10人を変更した一戦。前半は柏が主導権を握り、前半26分、左サイドからFW大津祐樹が上げたクロスをファーサイドのFWエデルソンが頭で落とし、MF小林祐介が右足を振り抜くも軸足に当たってしまったが、こぼれ球を拾ったMF田中順也がゴール左隅を左足で狙うもGK川浪吾郎のファインセーブに阻まれた。

 昨年まで柏を率いた吉田達磨監督の凱旋となった新潟は、2種登録の17歳DF長谷川巧とDF西村竜馬、FWカリウの3選手がデビューを果たした。前半17分、DF中谷進之介との競り合いを制したカリウが左足シュートを放ったが、GK桐畑和繁に至近距離で防がれ、チャンスを逃した。新潟は前半、なかなかチャンスを作ることができず、苦戦を強いられた。

 後半開始から新潟はカイウを下げてDF大野和成を投入し、ボール支配率を高めていった。しかし、同5分に中盤でパスカットされたボールが前線でフリーの大津につながってしまい、ピンチを迎えたが、GK川浪がしっかり止めて難を逃れた。すると同10分に先制のゴールネットを揺らす。MF成岡翔が自陣でボールを奪ってカウンター発動。成岡がそのまま攻め上がり、右のスペースに走り込んだMF伊藤優汰へつなぎ、伊藤がGK桐畑をかわして冷静に右足シュートをゴールに突き刺した。

 1点を追う柏は後半13分、ハーフェーライン付近からのフィードを左サイドから斜めに走り込んだDF輪湖直樹が右足ボレーもGK川浪に防がれる。これで得たCKのこぼれ球からDF伊東純也が強烈シュートもわずかにゴール右に外れる。それでもチーム得点王のFWディエゴ・オリヴェイラが同19分に入ると、直後に同点ゴールを決める。同21分、右CKからMF中川寛斗が再びゴール前に入れたボールをD・オリヴェイラが頭で押し込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 同点とされた新潟だが、後半37分に鮮やかに勝ち越しゴールを奪う。左サイドからMF端山豪が上げたクロスをファーサイドのFW平松宗がヘッドで中央に折り返す。ゴール前に走り込んだMF小塚和季が倒れ込みながら右足ボレーで合わせ、2-1。同37分にはカウンターから途中出場のMF小泉慶がそのままシュートまで持ち込んだが、右足シュートはゴール左に外れた。

 その後は柏の反撃を受けることとなった新潟だが、この日は1失点を喫したもののGK川浪がシュートへの鋭い反応を見せて追加点を許さず、そのまま2-1で逃げ切った。新潟はこれでナビスコ杯2勝2敗で決勝トーナメント進出に向けて望みをつないだ。一方の柏はナビスコ杯3連勝とはならず、この日試合のない首位・仙台を抜くことはできなかった。

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