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[MOM1779]静岡学園DF江口正太郎(1年)_「ナニクソ」の思いで前日のミス振り払い、2戦連発に堅守も発揮

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.15 U-16 Rookie League A group第2節 鹿島学園高 2-4 静岡学園高 時之栖うさぎ島1グラウンド]

 前日はCKからヘディングシュートを決めた一方、GKとの連係ミスで痛恨のオウンゴール。CBでコンビを組むDF武内魂が取材を受ける姿を悔しい思いで見つめていた。それでも「ナニクソと思って。きょうはその悔しさで、気合で行きました」という静岡学園高CB江口正太郎はこの日の鹿島学園高戦で2試合連続のゴール。守備面では相手の速攻を個で対応し、競り合いで強さを示すなど勝利に大きく貢献した。

 前日のミスが全く影響しなかった訳ではない。判断の部分やパスの正確性の部分で普段通りのプレーはできなかったという。また「トラップしてからのパスの速さとか、ちょっと視野が狭かったです」と反省。本人は厳しい自己採点をつけていたが、それでも「昨日はオウンゴールしてチームに迷惑かけたのできょうは気持ち入っていました」というCBは気迫十分のプレーや声がけの部分でも持ち味を発揮して前日の悔しさを振り払った。

「ジェラール・ピケのように落ち着いてディフェンスできる、競り合いも強くて、リーダーシップも取れる選手になりたいです。これからもっと練習して左右両方フィード力をつけたい。あとドリブル。いなすところは役割を果たしたいです」。

 ガンバ大阪門真ジュニアユース出身のDFは185cmと長身で「持っていると思います」という得点力も武器だ。「自分のためなんで。厳しいですけれど楽しいです」という静岡学園のトレーニングで力をつけて全国クラスのCBになる。

(取材・文 吉田太郎)
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