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「ほとんど俊さんの点数」栗原の2年ぶり弾で横浜FMが6戦ぶり勝利

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[5.21 J1第1ステージ第13節 神戸0-1横浜FM ノエスタ]

 横浜F・マリノスはアウェーでヴィッセル神戸に1-0で競り勝ち、4月16日の磐田戦(5-1)以来、6試合ぶりの白星を挙げた。神戸は今季初の2連敗となった。

 横浜FMは前半23分、MF中村俊輔が右後方からのFKを左足のインスイングで蹴り込むと、DF中澤佑二の頭上を越えたところをDF栗原勇蔵が頭で捉え、ゴールネットを揺らした。栗原は14年8月30日の仙台戦以来、2シーズンぶりのゴール。今季は開幕からベンチを温める時間が続いたが、DFファビオの負傷離脱に伴い、前節の鹿島戦(0-1)で今季初先発のチャンスをつかみ、この日はゴールという形で存在をアピールした。

 1点を追う展開となった神戸は前半25分、DF相馬崇人の左クロスのセカンドボールをMF藤田直之がPA外から右足ミドルで狙ったが、ゴール左へ。同33分、FWレアンドロからパスを受けたMF石津大介の右足ミドルもわずかにゴール右へ外れた。

 1点リードで前半を折り返した横浜FMは後半17分、MF齋藤学がPA内で鋭い切り返しを見せ、右足でシュートを放つが、GKキム・スンギュの正面。神戸も同26分、レアンドロからパスを受けたFWペドロ・ジュニオールが右足でミドルシュートを打ったが、クロスバーを越え、同点に追いつくことはできなかった。

 1-0で逃げ切った横浜FMは4月10日の浦和戦(0-0)以来、7試合ぶりの無失点で、完封勝利は今季初。栗原は試合後のインタビューで「個人的にリーグ戦はあまり出られていなかった。(チームが)悪い流れの中で自分が(試合に)出て、点を取って勝てたので良かった。守備陣としては(失点を)ゼロで抑える試合が少なかったので、無失点で抑えられてうれしかった」と、攻守にわたる活躍に胸を張った。

 得点シーンについては「ほとんど俊さん(中村俊輔)の点数と言っていいぐらいの良いボールだった」と、中村のアシストに感謝。2シーズンぶりのゴールとなったが、「うれしかったけど、ほとんど俊さんの点数だったので、あまり喜べなかった」と苦笑いを浮かべていた。

●[J1]第1ステージ第13節 スコア速報

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