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去就不透明なムヒタリアン、交渉難航の原因は“トゥヘル条項”?

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 ドルトムントMFヘンリク・ムヒタリアンの契約延長交渉がうまく進んでいない。ミーノ・ライオラ代理人が特殊な条件を新契約に盛り込もうとしていることがその原因だと、ドイツメディアが伝えている。

DFマッツ・フンメルスのバイエルン移籍が決定し、MFイルカイ・ギュンドアンのマンチェスター・シティ移籍も濃厚になっている様子。ドルトムントとの契約が2017年までとなっていた主力3人のうち、去就が不透明なのはムヒタリアンのみとなった。

 今シーズンのドルトムントをけん引したムヒタリアン。クラブとしては、当然残留を望んでいる。しかし、トーマス・トゥヘル監督がムヒタリアンの飛躍の一因と考えるライオラ代理人は、ドルトムントが監督交代を決めた場合に行使可能になる契約解除条項を要求しているという。ドイツ『キッカー』『ビルト』など複数メディアが伝えており、ライオラ代理人が求めるこの契約を“トゥヘル条項”と呼んでいる。

 だが、ドルトムントは過去の経験から、原則として契約解除条項の設定を拒否する構えだという。ハンス・ヨハヒム・バツケCEOは以前、「契約が2017年までとなっている選手の全員がこの夏に出ることはない」と話していた。ムヒタリアンとの契約延長に至らなくても、契約満了まで残す可能性が高まっているようだ。

 ライオラ代理人は2週間ほど前、「遅くとも10日後までにはすべてがクリアになる」と宣言していた。これは新契約を結ぶということではなく、ムヒタリアンの将来がはっきりとするという意味だったのかもしれない。


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