beacon

ゲッツェの残留宣言、驚いているのはバイエルン?「クラブの考えは知っているはずだが…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの残留宣言に驚いているのは、ほかでもない所属クラブのバイエルンだった? ドイツ『キッカー』に対して、カール・ハインツ・ルンメニゲCEOが戸惑いのコメントを残している。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でレギュラーポジションを得られなかったゲッツェは、しばらく移籍の噂が続いていた。しかし週明けに「バイエルンでの新シーズンを楽しみにしている」と、残留宣言。ドルトムントリバプールへの移籍が話題になっていたが、バイエルンでのキャリアを続けるつもりだとしている。

 これは、バイエルン幹部にとっても寝耳に水だったようだ。ゲッツェの契約は2017年までとなっているが、契約延長交渉に入る気配はなかった。

 ルンメニゲCEOは、ゲッツェのコメントの「位置づけは難しい」と、困惑している様子。以下のように続けた。

「マリオはすべてのことに関して、明確かつ誠実に伝えられている。彼は、クラブの考え、新監督の考えを知っているはずだ。最終的にはマリオが自分で考えることだがね」

「私も(次期監督のカルロ・)アンチェロッティも、彼と話した。マリオはバイエルンの考えを知っている。ただ単にEUROに集中したいということかもしれない。だが、マリオはコンスタントにプレーしたいのかを考えなければいけないだろう」

 次のシーズンからバイエルンを率いるアンチェロッティ監督は、ゲッツェに出場機会を確約することはできないと話したと見られている。『キッカー』によると、リバプールはバイエルンに対して移籍金2500万ユーロを支払い、選手本人には現行契約を上回る額の条件を用意。取引の成立は間近だったと伝えている。

 選手の急な残留宣言に、バイエルンもリバプールも面食らっているのかもしれない。

●ブンデスリーガ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP