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代表選考に人種差別が影響? カントナ氏の発言にデシャンが法的措置へ

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 フランス代表のディディエ・デシャン監督の弁護士は、同監督に対する批判的な発言を行ったエリック・カントナ氏に対して法的措置を取る意向であることを明かしている。

 現役時代にフランス代表でデシャン監督とチームメートでもあったカントナ氏は、EURO2016に向けたフランス代表メンバーの選考において、人種差別的な理由に基づいて外れた選手がいたとの発言を行っていた。

 レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマとニースMFハテム・ベン・アルファが23名のメンバーに入らなかったのは、両選手が北アフリカにルーツを持つことに理由があるというのがカントナ氏の主張だった。

 ベンゼマはMFマシュー・バルブエナとの間に起こった恐喝容疑事件によりメンバーから外れたとされているが、カントナ氏はデシャン監督が「その状況を利用した」とコメント。予備メンバーとして選ばれたベン・アルファについても「おそらく現在フランスのベストプレーヤー」だとして、選考外は不当だと述べている。

 これに対し、弁護士のカルロス・ブルーサ氏は法的措置を取る姿勢を見せ、次のように語ったとしてフランス『レキップ』が伝えた。

「デシャン氏の誠実さを許しがたく侵害するスキャンダラスで中傷的なこれらの発言を罰するため、民事・刑事裁判所への訴えを起こすつもりだ」
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