元ブラジル代表FWのロナウド氏は、元チームメート同士の対戦となるチャンピオンズリーグ(CL)決勝を前に、試合の見通しや両監督の手腕についてコメントを述べている。

　ミラノで28日に開催される今季の決勝は、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによるマドリッドダービーとなった。両チームを率いているのは、ロナウド氏とマドリーでチームメイトだったジネディーヌ・ジダン監督と、インテルでチームメートだったディエゴ・シメオネ監督だ。

　イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によるインタビューで、ロナウド氏は両監督について次のように述べている。

「ジダンは監督になるようには思っていなかったが、チョロ(シメオネ)はずっとそうなると思っていた。いつもグループのことを考えて、戦術を理解することに関心を持っていたタイプだったからね」

「だがジダンも才能や経験を生かして、自分の哲学を選手たちに伝えることができている。(マドリーは)以前よりはるかに良いプレーをしているよ。素晴らしい決勝になるだろうし、見るのが楽しみだね」

　シメオネ監督によるチーム作りの手法には、個人的には好みではない部分もあるという。

「シメオネが選手たちに伝えていることの中には、私にとっては好きになれないものもある。とはいえ、良いプレーをさせているね。アトレティコはしっかり守備を固め、速いカウンターを繰り出している」

　シメオネ監督はいつの日か、もう1つの古巣であるインテルで監督を務めることになるとも予想している。

「彼とインテルとの間には強いつながりがある。いつかミラノに戻ってくることは間違いないだろうね」

　決勝の結果予想については、「レアル・マドリーに2-0で勝ってほしい」とロナウド氏は古巣の勝利を願った。

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