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前線3人揃い踏みの札幌が6連勝! 3戦連発の内村「全員で戦えていることがデカい」

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[5.28 J2第15節 札幌3-1山口 札幌ド]

 退場者を出したコンサドーレ札幌が、4月17日の第8節・山形戦(1-1)以来、6試合ぶりの失点を喫したが、レノファ山口FCに3-1で勝利し、6連勝で首位をキープした。

 試合はホームの札幌が優位に進める。前半11分、FW都倉賢が落としたボールを右サイドのFW内村圭宏がシュート性のクロスをゴール前に送る。セットプレーの流れで前線に残っていたDF増川隆洋が反応するもわずかに合わず。同37分にはDF福森晃斗の右CKから都倉がヘッドで合わせたがクロスバー直撃。チャンスをいかし切れなかった。

 一方、ここまでJ2リーグ最多タイの21得点を挙げている山口はミスが目立ち、なかなか攻撃の形を作ることができない。前半20分には右からのクロスをMF島屋八徳がヘッドで合わせたが、これはGKク・ソンユンの胸におさまった。すると、後半開始早々に立て続けに失点を喫してしまう。

 札幌は後半2分、PA内でMFジュリーニョがDF北谷史孝に倒され、PKを獲得。キッカーの都倉が放ったシュートが左ポストに当たってゴールに吸い込まれ、先制に成功する。さらに同8分、DF進藤亮佑のオーバーラップをおとりにMFマセードが右からアーリークロス。これをフリーで飛び込んだ内村がヘッドで合わせ、2-0と一気にリードを広げた。

 しかし、札幌は後半20分、MF深井一希がファウルから警告を受けると、遅延行為からもう1枚イエローカードを提示され、退場。数的不利で流れが山口に傾きかけたが、同34分に一瞬の隙を突いて追加点を挙げる。左PAの角あたりからジュリーニョが左足を振り抜く。相手のプレッシャーを受けながらも左足アウトにかけたシュートをゴール左に突き刺し、3-0とした。

 前節・長崎戦に続いて3失点を喫した山口は後半36分にPKを獲得。キッカーのMF庄司悦大が落ち着いてゴール左隅に決め、2点差とする。後半アディショナルタイム2分にMF福満隆貴に決定機が訪れたが決めきれず、反撃もここまで。終盤は5バックのシフトを敷いた札幌の守備を崩すことができず、1-3で試合終了。山口は今季2度目の連敗を喫した。

 3試合連続ゴールとなった内村は試合後のヒーローインタビューで「相手のDFを外した瞬間にいいボールをくれた」と得点シーンを振り返り、「チームみんなで戦えている。たまたま、僕に最後いいボールが入っているだけで、全体で戦えていることがデカい」と好調の要因を振り返り、前線3人で得点できたことを喜んだ。

●[J2]第15節1日目 スコア速報

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