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落胆のアトレティコ指揮官「2位は誰も覚えていない」「立ち直るのは容易ではない」

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[5.28 欧州CL決勝 R・マドリー 1-1(PK5-3) A・マドリー]

 2013-14シーズンのリベンジ達成とはならなかった。UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が28日に行われ、アトレティコ・マドリーは1-1で突入したPK戦の末にレアル・マドリーにPK3-5で敗れた。欧州サッカー連盟の公式サイトがディエゴ・シメオネ監督のコメントを伝えている。

 マドリードダービーとなった今季の欧州CL決勝戦は、前半15分にレアルが先制。アトレティコは後半開始早々のFWアントワーヌ・グリーズマンのPKはクロスバーを叩いたが、後半から投入したMFヤニック・フェレイラ・カラスコが後半34分にゴールネットを揺らし、同点に追いついた。その後は運動量で圧倒したアトレティコだが、逆転ゴールを奪えず、1-1のまま迎えたPK戦でDFフアンフランが決めきれず、PK3-5で準優勝に終わった。

 2013-14シーズンの決勝ではアトレティコが先制しながらも同点に追いつかれ、1-1で延長戦に突入。延長後半にまさかの3失点を喫し、欧州CL初制覇を逃していた。シメオネ監督は「ずいぶん年を取った気分だ。ベストを尽くし、できることはすべてやった。それでも2回決勝に出場し、両方とも敗れてしまった。立ち直るのは容易ではない」と落胆。それでも「私の人生は常にこういうものだった。アトレティコにとっては、3年で2度の決勝進出は立派な成果だ。しかしこの程度の成果では、私は満足できないんだ」と必死に前を向いた。

 また、11度目の優勝を果たしたレアルを称え、「勝ったチームがベストチームだ。敗れたチームのことなど誰も覚えていない。勝者になるチャンスは我々にもあったが、それをモノにできなかった。これからも努力が必要だが、自分の身の振り方についてはいろいろと考えなくてはならない。それこそ、これから私がやるべきことだ」と、自身の今後の去就についても語った。

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