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俊輔中澤のホットラインで決勝点!!柏に3発快勝の横浜FMが2連勝

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[5.29 J1第1ステージ第14節 横浜FM3-0柏 日産ス]

 日産スタジアムでは、9位横浜F・マリノスが5位柏レイソルと対戦した。MF中村俊輔のCKからDF中澤佑二が先制した横浜FMは、MF齋藤学とMFパク・ジョンスが加点して3-0で快勝。今季初の完封での2連勝を飾っている。

 U-23日本代表として27日までトゥーロン国際大会を戦っていた、MF喜田拓也、MF前田直輝、FW富樫敬真が前節に続いて欠場に。出場停止中のMFマルティノスに代わってU-19日本代表のMF遠藤渓太が2列目の右に入った。

 対する柏もトゥーロン国際大会に参加したGK中村航輔は欠場となったが、SUWON JS CUPにU-19日本代表として招集されていたDF中山雄太が2試合ぶりに先発に復帰。横浜FMより4.45歳若い平均24.64歳のイレブンが並んだ。
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 序盤は出足の鋭い柏のペースに。開始2分にFWディエゴ・オリヴェイラが早速シュートを放つと、15分には右サイドバックのDF鎌田次郎が意表を突くロングシュート。ゴールポストに弾かれたボールは横っ飛びしていたGK榎本哲也に当たったが、ゴールラインを割ることはできなかった。

 さらに柏はMF秋野央樹のFKから中山がヘディングシュートを狙ったが、クロスバーを越えてしまう。24分にはカウンターからディエゴ・オリヴェイラが横浜FM守備陣3人を前にしながらもドリブルでゴール前に迫ったが、最後はDF栗原勇蔵がファウルで止めて得点機を防いだ。

 ここまで日産スタジアムで未勝利の横浜FM(ニッパツ三ツ沢球技場では1勝)は、サイドからチャンスを見出そうとする。17分には中村俊輔が矢のようなサイドチェンジを通すも、DF下平匠のクロスは柏守備陣に跳ね返されてしまう。前半終盤には柏のビルドアップのミスを誘って横浜FMがゴール前での場面を増やしていくが、中村俊輔の2度にわたるチャンスは中山に防がれてしまう。

 それでも先にスコアを動かしたのは横浜FMだった。前半途中から右サイドにポジションを移していた齋藤がドリブルで仕掛けて右CKを獲得。中村俊輔のボールに中澤がニアで合わせる。ベテランのヘディング弾で、ホームの横浜FMが前半45分に先行した。

 後半7分、再びCKから試合は動く。中村俊輔のボールは一度中山がクリアするが、そのボールをMF中町公祐が頭で前に送ると、MF齋藤学が左足でボレーシュートを突き刺し、2-0。柏はラインを上げ損なって痛い2失点目を献上してしまった。

 FW田中順也、MF茨田陽生、FW大津祐樹を投入して反撃を試みる柏だが、後半43分にCKの流れから、中町のクロスをパク・ジョンスに合わされ追加点を許す。2試合連続で複数失点を喫した柏は、攻撃陣も2試合ぶりの無得点と沈黙。0-3の完敗となった。

(取材・文 奥山典幸)

●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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