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GK六反から金久保が鮮やか先制点! 仙台が4発快勝で今季初の2連勝…新潟は9戦白星なし

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[5.29 J1第1ステージ第14節 仙台4-2新潟 ユアスタ]

 得点力不足に悩むチーム同士の一戦はホームのベガルタ仙台アルビレックス新潟に4-2で快勝し、今季初の2連勝を飾った。一方の新潟はリーグ戦9試合白星なし(4分5敗)となった。

 ホームの仙台は前半5分、左サイドのスローインを受けたMF富田晋伍がクロスを上げる。これに右サイドバックのDF大岩一貴がフリーでヘディングシュートもわずかに枠を外れる。それでも同37分、自陣でのセットプレーからGK六反勇治が素早くパントキック。敵陣の右サイドで受けたMF金久保順がマークについた2人の間を抜けて中央にカットインし、左足を振り抜く。矢のようなシュートがゴール左隅に突き刺さり、仙台が先手を取った。

 さらに仙台は前半終了間際に追加点を挙げる。前半アディショナルタイム1分、右サイドのスパースに出されたボールにFWハモン・ロペスが追いついて何とか残し、左足でクロスを上げる。難しいボールだったがFW野沢拓也がしっかり右足で合わせ、右ポストに当たってゴールに吸い込まれて2-0で前半を折り返した。

 なかなか流れからチャンスを作れない新潟は後半開始からMF加藤大に代えてMF伊藤優汰を投入した。しかし、次にスコアを動かしたのは仙台だった。後半14分、右CKから野沢が精度の高いクロスを入れると、後方から走り込んだDF渡部博文がヘッドで合わせる。しっかり地面に叩きつけたヘディングシュートがゴール左に決まり、3点差とした。

 苦しい展開となった新潟は後半22分にDF松原健を投入。同31分には、伊藤の左CKからニアに飛び込んだDFコルテースがヘッドで押し込み、1-3と4試合ぶりのゴールで反撃ののろしを上げる。しかし、追加点を挙げられないでいると逆にダメ押しゴールを決められてしまう。

 後半36分、仙台は高い位置からプレッシャーをかけた金久保がカットしたボールがFWウイルソンにつながり、そのままPA内に侵入して右足ループ。相手をあざ笑うかのようなシュートがゴールに吸い込まれ、4-1。後半アディショナルタイム2分には大岩のハンドでPKを与えてしまい、MFレオ・シルバに決められたが4-2で仙台が逃げ切った。

 先制点を挙げた金久保は試合後のヒーローインタビューで「ここ最近、DF陣が頑張ってくれて、点を取れば勝てる試合が続いていたので、今日みたいな展開になってうれしく思う。(得点シーンは)ボールをもらったら自分で行こうと思っていた。練習した形だったので決まったうれしかった。1人1人に強い気持ちが4得点につながったと思う」と試合を振り返った。

●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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