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大卒ルーキー小林成豪がJ1初ゴール! 神戸が2点差追いつき大宮とドロー決着

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[5.29 J1第1ステージ第14節 大宮2-2神戸 NACK]

 25日のナビスコ杯でグループリーグ突破を決めた大宮アルディージャヴィッセル神戸の対戦は、2-2の痛み分けに終わった。大宮は連勝が2でストップ。神戸は連敗を2で止めている。

 前半はホーム大宮のFW家長昭博が抜群の存在感を放った。前半12分、左サイドでパスを受けた家長が深い位置でボールを止め、相手DFと対峙した状態からふわっとしたクロスを上げる。ファーサイドに走り込んだDF奥井諒がヘッドで押し込み、先制点。奥井は古巣から今季初ゴールを挙げた。

 前半23分にMF村松大輔を下げてMF田中英雄を投入した神戸は後半開始から厚みのある攻撃で同点を目指した。後半4分、DF和田拓也が左からアーリークロスを上げ、GK加藤順大が弾いたボールにMF石津大介が反応も右足シュートはGK加藤にブロックされ、早い時間帯に追いつくことができなかった。

 すると流れは再び大宮に傾く。後半9分、FW江坂任のラストパスをPA内右で受けたMF横谷繁が強烈な右足シュートを放つ。これはGKキム・スンギュのファインセーブに阻まれたが、同17分に追加点を挙げる。奥井のフィードで右サイドを抜け出した横谷の折り返しを勢いよくゴール前に走り込んだ江坂が右足で合わせ、2-0。大宮が江坂の2試合連続ゴールでリードを広げた。

 2点ビハインドの神戸は後半24分、左から斜めに切れ込んだFWペドロ・ジュニオールがワンツーでPA内に侵入し、右足シュート。決定的な場面だったがこれはGK加藤に阻まれる。さらに直後の25分、田中英の左足ミドルはGK加藤に弾かれ、こぼれ球に詰めたMF小林成豪のシュートもGK加藤に防がれ、1点が遠い。

 それでも神戸は後半32分に左CKから小林がヘッドで押し込み、大卒ルーキーのJ1初ゴールで1点を返すと、同39分に同点においつく。MF藤田直之のロングスローは相手DFにクリアされたが、こぼれ球をつないで田中英がゴール前に放り込むと、FWレアンドロが体勢を崩しながらも頭で合わせ、2-2。神戸がついに試合を振り出しに戻した。

 終盤にかけてはオープンな展開となり、意地と意地がぶつかり合ったが、お互いに勝利を決める1点を決めることができず、2-2で試合終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。


●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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