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試合を決めたのは前田!! FC東京、G大阪との熱戦を制す

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[5.29 J1第1ステージ第14節 FC東京 1-0 G大阪 味スタ]

 J1は29日、第1ステージ第14節を開催し、味の素スタジアムではFC東京ガンバ大阪が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半35分にFW前田遼一が決勝ゴールを奪い、FC東京が1-0の完封勝利を収めた。

 ホームのFC東京は前節鳥栖戦(△0-0)から先発5人を入れ替え、FW東慶悟、MF水沼宏太、MF羽生直剛、DF吉本一謙、DF橋本拳人を先発起用。対するアウェーのG大阪は前節広島戦(○3-1)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 両チームともに序盤から積極的にゴールに迫ろうとするが、相手守備を攻略し切れずになかなかシュートまで持ち込めない。しかし、徐々にG大阪がシュート場面を創出。前半17分にはMFアデミウソンのパスから右サイドを抜け出したFWパトリックのラストパスからFW宇佐美貴史が狙うも、ボールはゴール左へと外れてしまった。

 さらに前半18分には中盤でルーズボールを拾ったパトリックがPA内まで持ち込んで放ったシュートがGK秋元陽太の守備範囲に飛び、同22分には宇佐美が蹴り出したFKをパトリックがヘッドで合わせるも枠を捉え切れず、先制点を奪うには至らない。

 対するFC東京は、サイドから幾度となく敵陣深くまでボールを運んでゴール中央に進入しようとするが、G大阪守備陣にはね返されてなかなか好機を生み出せない。前半33分には高い位置でボールを奪ったMF高橋秀人がミドルレンジから狙うもDF岩下敬輔に当たったボールは枠上に外れ、さらに前半アディショナルタイムにはCKの流れからDF徳永悠平が狙いすました右足シュートを放ったがネットを揺らすには至らなかった。

 0-0のまま後半を迎えると、後半5分にG大阪が好機を生み出すがパトリックの折り返しにMF遠藤保仁が合わせたシュートは橋本にブロックされてしまう。一方のFC東京も同9分、東とのパス交換から前線に上がった米本のラストパスを受けた前田が決定機を迎えたが、シュートは岩下の体を張った守備にはね返されてしまった。

 後半19分、FC東京は東に代えてFW阿部拓馬を投入して状況を打開しようと試みる。すると直後のプレーで、右サイドからDF丸山祐市が送ったクロスをパトリックがクリアしようとしたボールが、あわやオウンゴールになるかと思われたがポストを叩いてゴールは生まれず。同23分にはG大阪ベンチが動き、パトリックに代わってMF藤本淳吾がピッチへと送り込まれる。

 すると後半35分、ついにFC東京が先制点を奪取する。途中出場のMF河野広貴が蹴り出したFKに走り込んだ前田がヘディングシュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。その後、FC東京に追加点こそ生まれなかったものの、G大阪の反撃をしのいで1-0の完封勝利で2試合ぶりの白星を獲得した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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