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ルーキー神谷号泣…ミスを先輩が取り返す!湘南が名古屋に競り勝ち最下位脱出

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[5.29 J1第1ステージ第14節 湘南2-1名古屋 BMWス]

 湘南ベルマーレがホームで名古屋グランパスを2-1で下した。連敗を3で止め、4試合ぶりに勝ち点3を積み上げた湘南。今季ホーム初勝利で最下位を脱出した。名古屋は2連敗。4戦未勝利となった。

 先制はリーグ戦3試合連続無得点と苦しんでいた湘南だった。前半41分、ミドルレンジにボールを運んだDF島村毅が、プレッシャーが緩いとみるやミドルシュートを放つ。これがGK武田洋平のファンブルを誘発。詰めていたFW端戸仁が押し込み、先制に成功した。

 名古屋は後半に入ると、DF高橋諒に代えて古巣戦に燃えるDF古林将太を投入。リズムに変化を求める。すると後半11分、MFイ・スンヒが高い位置でMF神谷優太からインターセプト。そのままゴールに蹴り込み、試合を振り出しに戻した。リーグ初先発となったルーキー神谷にとっては、プロの洗礼を浴びる格好となった。

 ただそんな高卒ルーキーのミスを先輩たちが取り返す。神谷は後半21分に交代となったが、湘南は同36分、右サイドのスローインから神谷と交代で入ったMF下田北斗がクロス。ファーサイドに走り込んだMF菊池大介が左足を懸命に伸ばして枠内に蹴り込んだ。

 試合終了の瞬間、チョウ・キジェ監督は前のめりに倒れ込んで喜びを表現。ベンチに下がっていた神谷は人目をはばからず号泣した。決勝点を奪った菊池は、「みんな一つになって、今日は気持ちが出ていた。それが自分のゴールにも繋がった。こういう雰囲気を作ってくれたサポーターのみなさんと、この1勝を噛みしめたい」とホッとした表情を浮かべていた。


●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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