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FKの名手パイェが決勝点! EURO開催国フランスが“不屈のライオン”に競り勝つ

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[5.30 国際親善試合 フランス3-2カメルーン]

 国際親善試合が30日に行われ、フランス代表はホームでカメルーン代表と対戦し、3-2で勝利した。

 DF陣で故障者が続出しているフランスは前半20分、左サイドで仕掛けたFWキングスレイ・コマンがマイナスに上げたクロスをMFブレズ・マトゥイディが左足ボレーで合わせ、先制する。だが、カメルーンもその2分後の同22分、スルーパスで右サイドを抜け出したDFアラン・ニョムの折り返しをFWバンサン・アブバカルが右足で合わせ、すぐさま同点に追いついた。

 その後は一進一退の攻防が続いたが前半41分にフランスが追加点を挙げる。右サイドでボールを受けたMFポール・ポグバのアーリークロスをFWオリビエ・ジルが左足で丁寧に合わせ、ゴール右に突き刺す。後半10分には相手DFのクリアミスからジルが抜け出し、GKと1対1の場面を作ったが、シュートは飛び出したGKジョセフ・オンドアにブロックされた。

 1-2とされた不屈のライオンが再びフランスに噛みつく。後半43分、FWアナトル・アバングが相手のマークを引きつけてラストパス。PA内でGKと1対1となったFWエリック・マキシム・シュポ・モティングが冷静に右足でゴールに流し込み、カメルーンが2-2と再び同点に追いついた。

 それでもEURO2016開催国のフランスが意地を見せる。試合終了間際の後半45分、PA手前の右でFKを獲得すると、FWディミトリ・パイェが右足を振り抜く。今季ブレイクしたFKの名手が放ったシュートはGKから逃げるようにカーブし、左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。これが決勝点となり、3-2でフランスが競り勝った。

 フランスは4日にスコットランド代表との国際親善試合を経て、10日のEURO開幕戦を迎える。

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