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最終予選の試金石に…本田不在も想定する香川「試される場所」

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 主軸不在の状況をどう乗り切るか。日本代表FW本田圭佑(ミラン)が左膝裏痛のため2日連続で練習を欠席。6月3日のキリン杯準決勝・ブルガリア戦(豊田ス)を欠場する可能性が高まる中、MF香川真司(ドルトムント)はW杯アジア最終予選に向けた試金石の一戦になると位置付けた。

「(本田)圭佑くんがいないのはチームとして痛いけど、違うポジションの選手にとってはチャンスでもある。今後、長い予選を戦っていく中でケガ人は絶対に出てくるし、普段出ていない選手が出ても、いいサッカーをして勝たないといけない。(ブルガリア戦は)それが一つ試される場所だと思う」

 5年ぶりに開催されるキリン杯だが、豊田スタジアムでのキリン杯は香川にとっても思い出深い大会だ。08年5月24日に豊田で行われたキリン杯のコートジボワール戦。当時19歳の香川は初代表で背番号26を付け、後半30分から途中出場し、A代表デビューを果たした。

 約8年前のデビュー戦について「当時とは立場、環境、チーム、たくさん変わっていることがある。(試合のことは)あんまり覚えてないですね。雨が降っていたことぐらいですかね」と笑うと、「デビュー戦はデビュー戦でいい思い出の場所だけど、大事なのは今。次の試合に勝てるように最大限の準備をして、勝ちに行きたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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