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アンチェロッティもゲッツェを主力と考えず?「彼は私の意見を知っている」

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 バイエルンMFマリオ・ゲッツェは、残留宣言を考え直す必要があるのだろうか。新シーズンから同クラブを率いるカルロ・アンチェロッティ氏はドイツ『シュポルト・ビルト』で、同選手を主力とは考えていないことを示唆した。

 クラブとの契約が2017年で満了となるゲッツェは、この夏のバイエルン退団が濃厚だと見られていた。恩師ユルゲン・クロップ監督が率いるリバプールや古巣のドルトムントが移籍先候補として報じられた。

 しかし、先月23日にゲッツェは「バイエルンでの新シーズンを楽しみにしている」と残留宣言と取れるコメントを残した。これに対し、カール・ハインツ・ルンメニゲCEOが「彼は、クラブの考え、新監督の考えを知っているはずだ」と戸惑いをうかがわせ、「マリオはコンスタントにプレーしたいのかを考えなければいけないだろう」と話していた。

 『シュポルト・ビルト』のインタビューを受けたアンチェロッティ氏も、やはりゲッツェについて質問されている。イタリア人指揮官は「ゲッツェとは電話で話した」と認めたうえで、「彼は私の意見を知っている」と多くを語ることはしなかった。インタビュー内で記者が再びゲッツェに関する質問を投げかけても、アンチェロッティ氏は口をつぐんだままだったという。

 一方、レアル・マドリーに所属していた頃からアンチェロッティ氏のことを知るユベントスMFサミ・ケディラは、ゲッツェにもチャンスが与えられると信じているようだ。同メディアで「カルロは誰かを追い出すような人間ではない」と語り、ゲッツェの今後について次のように続けている。

「マリオ・ゲッツェのようなプレーヤーは将来のことを心配しなくても良いだろう。彼はもう誰にも示す必要のないクオリティーを持っている。それに契約が満了になってしまうわけでもないしね」

 アンチェロッティ氏は実際にゲッツェにチャンスを与えるつもりなのだろうか。だが、そうであるならば、インタビューでもそう語っても良かったのかもしれないが…?

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