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柏木、“デュエル”での勝利が「成長の糧になる」

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 翌日に控えたブルガリア戦で輝きを放つため、日本代表MF柏木陽介は自らがピッチに立つイメージを膨らませている。

「体が強く個の能力がすごい高い」と印象を語るブルガリアとの対戦。「相手が前から来るのか、後ろに引くのかは定かではない」と前置きすると、「試合状況を見ながら自分がどこでボールを受けたら良いか、どういうふうにボールを散らしていけばいいのかイメージした」とポジショニング良くボールを呼び込んで、自慢の左足で攻撃にリズムをもたらそうとしている。

 守備面では「切り替えて前に奪いに行くという部分は多少認めてもらえていると思うので、そういうところをどんどん出して行きたい」。所属する浦和でも積極果敢なプレッシングでボールを奪い、ショートカウンターの起点となる場面もあり、「代表でもしっかりその部分を出して、何としても得点に絡みたい」と得点演出への意気込みを示す。

 特に意識するのがバヒド・ハリルホジッチ監督が口酸っぱく話している「デュエル」の部分。柏木は「もちろん負ける場面もあると思う」と話しながらも、「その中で勝つシーンを増やしていきたい。どれくらい自分ができるかをチャレンジできれば、それが成長する糧になる」と球際での争いを制そうと闘志を燃やした。

(取材・文 折戸岳彦)

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