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「素晴らしいアモーレをくれた」香川のイジりに長友「俺のアモーレはただ一人」

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[6.3 キリン杯準決勝 日本7-2ブルガリア 豊田ス]

 “アモーレ”(イタリア語で「愛する人」の意)の前で絶妙なアシストを見せた。1-0で迎えた前半27分、MF柏木陽介のサイドチェンジを受けたDF長友佑都(インテル)は早いタイミングで左足のクロス。ゴール前に飛び込んだMF香川真司(ドルトムント)がジャンプ一番、ヘディングシュートをゴール左に叩き込んだ。

 長友のアシストをだれよりも喜んだのは、スタンドで見守っていた女優の平愛梨だ。前日2日、報道陣の取材に応じた長友は「自分自身にとって大切な人。『アモーレ』ですね」と、平との真剣交際を認め、結婚についても「僕はしたいです」と明言した。

「名古屋まで来てくれて、良いプレーと良い勝利を見せようという意気込みは強かった。ホッとしています」。自らのアシストもあり、7-2の大勝劇。試合後の取材エリアでも笑顔が絶えなかった長友は、アシストした香川について「プライベートでも仲が良いし、分かり合っているというか、良いときだけでなく、悪いときも一緒に乗り越えてきた。アシストできて喜んでいる姿を見られて良かった」と微笑んだ。

 その香川は「1点目はほんとに長友さんが素晴らしい『アモーレ』をくれた」とジョークを飛ばし、取材陣の笑いを誘った。ロッカールームでも「アモーレの前で俺に浮気したな」と長友をイジったが、「俺のアモーレはただ一人だけだ」と返され、あっさり“フられた”のだという。

「(香川)真司は寂しそうにしてましたよ」と笑った長友。試合中も子供たちから「長友ー! アモーレー!」という声援(?)が何度も飛び、「めっちゃ聞こえてましたよ。心の中では笑っていたけど、試合中なので真剣にやっていた」と打ち明けた。

 香川だけでなく、DF吉田麻也からも「お前だけじゃなくて、俺のアモーレも来ていた」とイジられるなど、「みんなやたらアモーレを使うし、ロッカーでもアモーレ、アモーレと叫んでいた」。報道陣から「流行語も狙えるのでは?」と振られると、「流行語大賞ですか? もらえればありがたいですけど」と苦笑いしながらも、まんざらでもなさそうだった。

(取材・文 西山紘平)

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