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アメリカに1分1敗の新生なでしこ「これが今の実力」

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 日本女子代表(なでしこジャパン)は5日に行ったアメリカ女子代表との国際親善試合に0-2で敗れた。後半30分に雷雨のため中断し、そのまま試合終了となったが、内容でも完敗を喫した。高倉麻子新監督を迎えた最初の遠征は、世界王者相手に1分1敗という結果に終わった。

 第1戦から先発メンバー7人を変更し、GK池田咲紀子以外の全選手を出場させたなでしこだが、リオデジャネイロ五輪で連続金メダルを狙う世界王者相手に完敗。一方でただこれまでのメンバーを一新し、若手を中心に底上げを図りたい狙いも十分に感じ取れる遠征でもあった。

 JFAによると、試合を振り返った高倉監督は、「全体的に不安定だった。自分たちのミスから失点シーンが生まれましたが、これが今の実力」と反省。「一試合目はいい形で得点できましたが、勝ちきれなかったことが残念で、二試合目は得点できなかったことが心残り。攻守にわたって全員が連動し続けるサッカーを目指し、みんなでもう一歩前に進んで、チーム全体が前進していきたい」と総括した。

 代表デビューを飾ったMFは「今まで経験したことのないスピードやパワーを経験できたことがとても大きかった」と収穫を語ると、2失点ながらも好セーブが光ったGK山根恵里奈は「結果がどうというよりも、諦めない姿勢や戦う姿勢が大切で、やることは明確でした。これからもっとチャレンジして、自分自身もステップアップしていきたい」と更なる成長を誓った。

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