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リバウド氏、セレソンの現状に「悲しい」 コパでの10番不在を嘆く

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 元ブラジル代表のリバウド氏は、コパ・アメリカ2016を戦うセレソンに偉大な「10番」が不在であることを嘆いている。

 本来の10番であるバルセロナFWネイマールは、8月のリオデジャネイロ・オリンピックに出場するため今回のコパには参加していない。代わって10番を託されているのは、代表ではまだ実績の浅いサントスMFルーカス・リマだ。

 4日にエクアドルとの初戦に臨んだブラジルだが、ゴールを奪うことはできずスコアレスドローに終わった。かつて「10番」を着用し、セレソンの中心選手として活躍したリバウド氏にとっては悲しい光景だったようだ。

 これまでブラジルのエースナンバーを背負ってきたペレ氏とリベリーノ氏とジーコ氏、さらに自分自身とFWロナウジーニョ、MFカカーの6人を並べた写真を投稿しつつ、リバウド氏は『インスタグラム』で次のようにコメントしている。

「昨日はブラジルの試合を見て大きな悲しみを感じた。10番がベンチに座っていたからだ。以前は、このユニフォームは我々のセレソンの基準点となる存在だった」

「我々の10番であるネイマールはコパ・アメリカに参加しておらず、10番はルーカス・リマがつけている。素晴らしい選手だが、チャンスを与えられたのは後半40分からだった。私としては、ルーカス・リマやガンソにはもっとチャンスを与えられる資格があると思う」

 攻撃の中心を担うことが期待される10番がいなければ、最前線のストライカーがゴールを奪うことも不可能だとリバウド氏は主張する。

「10番がピッチ上にいなければ、最初にその犠牲となるのはジョナスだ。ボールが出てこないのでゴールチャンスを迎えることはできない」

●コパ・アメリカ2016特設ページ
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