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ユナイテッドOB「ラッシュフォードをEUROに呼ぶべきではなかった」

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 マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表FWのアンディ・コール氏は、ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードをEURO2016出場メンバーに抜擢するのは決して適切な決断ではなかったと主張している。

 今年2月にユナイテッドで衝撃的なデビューを飾った18歳のラッシュフォードは、EUROに向けた26名の候補メンバーの一員としてイングランド代表に初招集。代表デビュー戦でもゴールを挙げ、ロイ・ホジソン監督は本大会に向けた23名の最終メンバーにもラッシュフォードを残した。

 だが大会で出場機会を得ることは難しく、経験を積むこともできないのではないかとA・コール氏は考えている。『ESPN』が同氏のコメントを伝えた。

「マーカスはファンタスティックなシーズンを過ごしたと思う。だが、ベンチに座ったりスタンドに座ったりするためにEUROのメンバーに入ることになってしまう。経験だと言われるが、スタンドに座って試合を観ることが経験だとは私は思わない。それなら自宅でテレビで観戦することもできるだろう」

「試合に参加してプレーするなら、それは経験だと言える。だがハリー・ケインやジェイミー・バーディ、ダニエル・スターリッジらがいるのを見てみれば、彼がその中の誰かを抑えてプレーすることになるだろうか? おそらくはないだろうね」

 2006年ドイツW杯に17歳で招集されながらも、出場機会を得られなかったアーセナルFWセオ・ウォルコットと同様の結果に終わることをA・コール氏は不安視している。

「マーカス自身はもちろん、この若さで参加することは大きな経験だと言うだろうね。だが、セオ・ウォルコットに関しても同じことが言えたじゃないか」

「彼はあの年で(W杯に)行ったが、イングランド代表のレギュラー選手として本格的にキャリアを進めていくことはできなかった。マーカスは戻ってきて、来季のマンチェスター・ユナイテッドで活躍していくことを期待したいね」

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