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「一緒に盛り上げたい」来季CL参戦の香川、レスター岡崎&セビージャ清武と“共闘”誓う

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 日本代表MF香川真司(ドルトムント)が10日、宮城県仙台市の「仙台PIT」で東日本大震災の復興支援イベントにサプライズ登場し、子供たちとトークショーを行った。

 3日のキリン杯準決勝・ブルガリア戦(7-2)で右脇腹を痛めて途中交代し、7日の決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1-2)を欠場した香川。当初は右脇腹の打撲となっていたが、イベント後の囲み取材で「肉離れ」だったことを明かし、「ちょっとまだ痛みは残っているけど、次のシーズンに向けて万全な状態にしたい。新しいシーズンまでにはしっかり合流できると思う」と語った。

 すでにDFマッツ・フンメルスのバイエルン移籍、MFイルカイ・ギュンドアンのマンチェスター・シティ移籍が決まっているドルトムント。さらに10番を背負うMFヘンリク・ムヒタリアンも契約延長オファーを断ったと報道されるなど、主力大量流出の危機に直面している。香川は「チームにとって痛手なのは間違いない」と認めたうえで「これをチャンスと捉えて取り組んでいかないといけない。自分がチームを勝たせるという思いを持ってやっていきたい」と力説した。

 来季はブンデスリーガとともにUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)にも2シーズンぶりに出場する。「あそこで結果を残すことがサッカー選手として評価の基準になる。あの舞台で結果を出すことが、次につながる一歩になる。自分にとっても大事な大会」。来季の欧州CLには、レスター・シティでプレミアリーグ制覇を成し遂げたFW岡崎慎司のほか、この日、セビージャ移籍が正式に発表されたMF清武弘嗣も参戦する。

「そういう舞台で(日本人選手と)対決するのは楽しみだし、そこで(他の日本人選手が)結果を出したら刺激にもなる。日本サッカー界にとっても良いことだと思う」。イベント時はセビージャの発表前だったため、「キヨ(清武)はまだ正式ではないけど……」と前置きしたうえで、「決まればキヨも含めて、オカちゃん(岡崎)と一緒に盛り上げていきたい」と、世界最高峰の舞台での“共闘”を誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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