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L・スアレス、監督への怒りを否定「出場できないのは分かっていた」 最終戦も欠場濃厚か

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 ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、9日のベネズエラ戦で出場のチャンスを与えられなかったことに腹を立てたのではないかとの見方に対し、オスカル・タバレス監督に対する怒りの思いはないと主張している。

 9日に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ、グループC第2節のベネズエラ戦でウルグアイは0-1の敗戦を喫し、初戦のメキシコ戦に続いて2連敗。グループ最終戦を待たずして早々と敗退が決定することになった。

 大会前の負傷により初戦を欠場していたL・スアレスは、ベネズエラ戦でも出場することはなかった。試合終盤にはベンチで怒りをあらわにする様子を見せ、その矛先はタバレス監督に向いているのではないかと受け止められた。

 だがL・スアレスは怒りの理由について次のように説明するとともに、タバレス監督への謝罪と感謝の思いを述べた。スペイン『スポルト』などがウルグアイ代表FWのコメントを伝えている。

「タバレス監督からは試合の前の日にすでに、僕がプレーすることはないと言われていた。90%の状態ですらなかったからだ」

「熱くなったのは、プレーできないと分かっていながらプレーしたいという無力感から来たものだ。(“かみつき”で出場停止処分を受けた)ワールドカップで起きたことと同じだよ。僕の問題であって、監督の問題ではない」

 兄のパオロ・スアレスは、弟を出場させないタバレス監督に対してソーシャルメディアで批判的なコメントを述べていた。そのことについてL・スアレスは監督に謝罪したという。

「兄のことについては、明確にしたいと思う。僕らの関係はごく薄いものでしかない。兄とは数か月に一度話をするくらいだ。家族の誰も彼のように考えているわけじゃない」

「彼は僕の兄だということを意識して、何を言っても公になる可能性があると理解するべきだ。監督には謝罪をしたよ。僕が考えていることではないからね」

 13日には消化試合となったグループ最終節ジャマイカ戦が行われるが、L・スアレスは出場しないまま大会を終える可能性が高いようだ。

「プレーする可能性も除外はしないけど、治ったかどうかを確認する検査を待たなければならない。3戦目はリスクを冒すことを予定していた試合だったが、敗退が決まったからには、プレーするのは難しいことだと思う」

「誇りのためにプレーしたいとは思うけど、長い目で見れば良くないことになるかもしれない。ドクターからOKが出ない限りはプレーすることはないよ」

●コパ・アメリカ2016特設ページ
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