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ヘルタ3年目に向けてSDが注文「原口はもっとエゴを出すべき」

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28試合先発と主力メンバーの座を確保もゴール数は…

 ヘルタ・ベルリンのミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)は、2015-16シーズンに日本代表FW原口元気が見せたパフォーマンスに満足しながらも、さらなる向上の余地も残されていると感じているようだ

 2014年夏にJ1浦和レッズから加入した原口は、ヘルタでの1年目はリーグ戦21試合に出場。2015-16シーズンは32試合と出場数を伸ばし、そのうち28試合で先発出場を果たしている。ブンデスリーガ7位でシーズンを終えたチームのなかで、原口は主力メンバーの1人となった。

 しかし、主に右ウイングでプレーして2ゴール3アシストという数字は、攻撃的なプレーヤーとしてはやや物足りないと言うべきかもしれない。プレーツSDはドイツ『キッカー』で、原口の成長ぶりに満足していると述べつつ、新シーズンに向けての課題も挙げている。

「ゲンキの最初のシーズンはまずまずだったが、2年目はステップアップすることができた。前方へのプレーだけではなく、守備的な動きや競り合いにおいても、よりタフなプレーができるようになったね」

「スペースを与えられ、そこに侵入することはできているが、そのスペースをより効果的に活用しなければならない。フィニッシュの局面ではもっとエゴを出してほしいね」

 原口が浦和でプレーしていた当時、プレーツSDは自ら日本に足を運び、獲得に向けて現地視察を行っていた。J1で167試合出場33ゴールの数字を残した原口は、ドイツでも今以上に相手ゴールを脅かす選手になることができると期待しているようだ。

「我々が彼を獲得したのは、チームにテンポを加えてくれるからだけではなく、自らゴールに向かう選手だからだ。今後、そういう部分をもっと多く見せてほしい。彼にはそれができるんだ」

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