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寿人も決めた!五輪OA内定塩谷の2発で広島逆転勝ち!!浦和は大失速

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[6.18 J1第1S第16節 広島4-2浦和 Eスタ]

 サンフレッチェ広島がホームで浦和レッズを4-2で下した。2戦連続引き分け中だった広島は3戦ぶりの勝利。浦和はまさかの3連敗となった。

 先制は広島だった。前半6分、FWピーター・ウタカがDFの間に走り込むMF柴崎晃誠にスルーパス。抜けた柴崎が難なく沈め、早い時間帯で試合を動かした。

 ただ、先手を許した浦和は積極的に前に出る。すると前半26分、DF清水航平のクリアが甘くなったところを見逃さなかったMF関根貴大が右サイドから中央に切り込むと、ボールをさらってシュート。見事な同点弾を決める。

 さらに前半40分には攻撃参加していたDF森脇良太の狙い澄ました横パスにDF宇賀神友弥が反応。エリア外だったがダイレクトで右足に当てると、グラウンダーのシュートがゴール左隅を捕らえた。前半だけでシュート10本を放った浦和が試合をひっくり返して後半に向かった。

 逆転を許した広島は、前半41分に主将MF青山敏弘が負傷交代するアクシデントに見舞われる。しかし後半16分にFW佐藤寿人が投入されると雰囲気が一気に変わる。すると同19分、右サイドからの柴崎が蹴ったCKをDF塩谷司がダイレクト右足で蹴り込み、試合を振り出しに戻す。さらに同24分には柴崎のシュートはクロスバーに跳ね返されたが、ちょうど跳ね返った位置にいた塩谷が頭で押し込み、ついに逆転に成功した。

 そして後半38分、佐藤寿人にもゴールが生まれる。DFラインでMF柏木陽介が横パス。それを狙っていた寿人は素早く反応。ボールを奪うと、左足で勝利を決定づけるゴールを奪う。佐藤のゴールは3月6日に名古屋戦で決めて以来、中山雅史氏のJ1最多ゴール記録(当時)を追い抜いたゴールとして注目された得点以来の今季2点目となった。

 第11節の時点では首位に立っていた浦和だが、ここにきて4連敗、5戦勝ちなしと大失速。大宮が引き分けたことで3位のまま順位が変わることはなかったが、第1ステージの優勝の可能性は完全に消滅。状態は最悪だ。


●[J1]第1ステージ第16節 スコア速報

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